
引っ越しや衣替えのシーズン、いざ布団を片付けようとしたら「押し入れやクローゼットに入らない」と途方に暮れていませんか。
無理に押し込むと布団を傷める原因になりますし、収納スペースが圧迫されて他の荷物が片付かないという悪循環に陥ってしまいます。
今回の記事では、限られたスペースに布団をスッキリ収納するための具体的なテクニックと、どうしても入らない場合の解決策をご紹介します。
畳み方の工夫や便利な収納グッズの活用法、さらには自宅以外の保管方法まで、状況に合わせた選択肢が見つかるはずです。
布団収納の悩みを解消して、部屋を広く快適に使いましょう。
- 引っ越し先の収納が小さくて布団が入らない人
- クローゼットに布団を収納する方法を知りたい人
- 来客用布団など、使用頻度の低い布団の処分や保管に困っている人
押し入れに布団が入らない原因と基本の収納ルール

布団が収納に収まらない時、私たちはつい「力任せ」に押し込んでしまいがちですが、まずは冷静に原因を分析することが大切です。
多くの場合は、布団と収納スペースのサイズバランスが崩れているか、空間を立体的に使えていないことが要因となっています。
- 和室用の布団を洋室のクローゼットに入れようとしている
- 布団の畳み方が収納の奥行きに合っていない
- 上段・下段の使い分けができず、デッドスペースが生まれている
ここでは、具体的な収納テクニックを実践する前に押さえておきたい、収納の基本ルールと現状把握のポイントについて解説していきます。
収納スペースと布団の「サイズ・奥行き」の計測
まずは、収納場所の正確な寸法を知ることから始めましょう。特に重要なのが「奥行き」と「開口部の幅」です。
一般的な日本家屋の「押し入れ」は奥行きが80cm前後と深く作られていますが、洋室の「クローゼット」は50〜60cm程度と浅めに設計されています。この「20cmの差」が、布団収納においては致命的な違いとなります。
一方で、シングルの敷布団は通常、長さが210cmあります。これを一般的な三つ折りにすると約70cmの長さになるため、押し入れには余裕で入りますが、クローゼットでは扉が閉まらないという現象が起こります。
「入らない」と悩んでいる収納場所が、布団に対して十分な奥行きを持っているか、まずはメジャーを使って数値で把握してください。
もしメジャーが手元にない場合は、A4コピー用紙(長辺が約30cm)などを当てて概算を知ることも可能です。奥行きが足りない場合は、この後ご紹介する「畳み方の工夫」や「縦置き」で奥行きをカバーする対策が必須となります。
デッドスペースをなくす「上段・下段」の使い分け
押し入れなどの収納は、空間を「上段」と「下段」に分けて考えるのが鉄則です。なんとなく空いている場所に詰め込むのではなく、それぞれの特性に合わせた配置を意識するだけで、収納効率は格段に向上します。
基本的に、腰の高さにある「上段(中段)」は最も出し入れがしやすいため、毎日使う寝具の収納に適しています。
また、湿気は空気より重く、床付近の下段に溜まりやすい性質があります。布団をカビから守るという意味でも、メインの布団は上段がベストポジションと言えるでしょう。
対して「下段」は、かがんで作業する必要があるため、重い家電やシーズンオフの暖房器具、あるいは使用頻度の低い来客用布団の収納に向いています。
もし現在、毎日使う布団を下段に入れて出し入れに苦労しているなら、配置を見直すだけでも日々のストレスが軽減されるはずです。「使う頻度」と「湿気対策」の2つの観点から、上下の配置を最適化しましょう。
入りきらない布団の「選別」と「優先順位」
物理的なスペースには限界があるため、すべての布団を持とうとせず、収納する布団に優先順位をつけることも重要な戦略です。
特に引っ越しのタイミングは、持ち物を見直す絶好のチャンスです。
最初に見直すべきは「来客用布団」の存在です。「いつか誰かが泊まりに来るかもしれない」という漠然とした理由だけで、貴重な収納スペースの半分を占領していないでしょうか。
もし使用頻度が年に1回あるかないかであれば、思い切って手放し、必要な時だけ「レンタル布団」を利用するという選択肢もあります。
また、長年使ってぺちゃんこになった綿布団や、重くて嵩張る古い布団は、圧縮しても思ったほど小さくならないことが多いです。
それらを、薄くて保温性の高い高機能マットレスや、コンパクトになるダウンケットなどに買い替えるのも一つの手です。「今、本当に必要な寝具はどれか」を一度棚卸しして、収納すべき総量を減らすことが、最も確実な解決策となることもあります。
【畳み方・入れ方】かさばる布団をコンパクトにするコツ

収納スペースのサイズと布団の現状を把握したら、次はそのスペースに収まるように布団の形を変えていきましょう。
いつもの畳み方を少し変えるだけで、驚くほどコンパクトになったり、奥行きの浅いクローゼットにもすんなり入るようになります。
- クローゼットには「四つ折り」で奥行きを減らす
- 羽毛布団は空気を抜いて「ロール状」にする
- 収納ケースの規格に合わせて畳む回数を調整する
ここでは、特別な道具を使わずに手だけでできる、効果的な畳み方と入れ方のテクニックを詳しくご紹介します。
敷布団は三つ折りよりコンパクトな「四つ折り」
敷布団の畳み方といえば、N字型にする「三つ折り」が一般的ですが、奥行きの浅いクローゼットに収納する場合は「四つ折り」が断然おすすめです。
手順は簡単で、まず敷布団を縦に広げ、長辺を半分に折ります(二つ折り)。そして、さらに半分に折ることで、元の長さの4分の1のサイズにします。
これにより、長さ約210cmの布団であれば、畳んだ時の長さが約50〜55cm程度に収まる計算になります。これなら、奥行き60cm以下の一般的なクローゼットでも、扉に干渉せずスッキリと収納することが可能です。
ただし、四つ折りにすると厚みが増してしまうため、そのまま積み重ねると高さが出てバランスが悪くなり、雪崩が起きやすくなります。
そのため、四つ折りにした布団は、壁側に寄せて配置したり、後述する「立てる収納ケース」に入れたりして安定させるのがコツです。収納場所の高さに余裕がある場合は、この四つ折りを活用して奥行き問題を解決しましょう。
羽毛布団の空気を抜いて小さくする「ロール状」の畳み方
ふかふかの羽毛布団は、そのまま畳むと空気をたっぷり含んでしまい、無駄にスペースを占領してしまいます。
そこでおすすめなのが、アウトドアで使う寝袋のようにくるくると巻いていく「ロール状」の畳み方です。
まず、羽毛布団を縦に三つ折りまたは四つ折りにして、細長い帯状の状態を作ります。
次に、端から体重をかけて中の空気を押し出しながら、きつく巻いていきます。この時、膝を使ってしっかりと押さえながら巻くのが、小さくまとめるポイントです。
巻き終わったら、広がらないように紐や古いストッキング、あるいは100円ショップなどで売っている布団用バンドで2箇所ほど固定しましょう。
こうすることで体積が小さくなるだけでなく、自立する円筒形になるため、クローゼットのちょっとした隙間に立てて収納することも可能になります。
圧縮袋を使うほどではないけれど、少しでも小さくしたいという場合や、予備の布団をコンパクトに保管したい場合に、ぜひ試していただきたいテクニックです。
収納ケースの幅に合わせた「サイズ調整」のテクニック
布団を不織布のバッグやプラスチックケースなどの収納グッズに入れる際、なんとなく畳んで無理やり押し込んでいませんか。
ケースの中で布団がぐちゃぐちゃになると、無駄な膨らみができてしまい、本来の収納力を発揮できません。
きれいに収めるためには、ケースの底面積に合わせて畳み幅を調整する「逆算の畳み方」が有効です。
まず、収納ケースを床に広げ、その隣に布団を置きます。ケースの幅や奥行きを目安にして、「ここで折ればぴったり入る」という最適な折り目を見つけてから畳み始めましょう。
既製品の折り目に捉われず、ケースのサイズに合わせて「幅を少し狭く折る」「端を内側に折り込んでから畳む」といった微調整を行うことで、ケース内の無駄な隙間をなくすことができます。
ピシッと角が揃ってケースに収まると、見た目が美しいだけでなく、ケースを積み重ねた時の安定感も増します。収納グッズを買ったけれど上手く入らないという方は、一度中身を取り出し、この「ケースに合わせた畳み直し」を実践してみてください。
【便利グッズ】縦置きや圧縮袋でスペースを有効活用

畳み方を工夫しても物理的にスペースが足りない、あるいはもっと多くの布団を収納したいという場合は、便利な収納グッズの力を借りて「体積を減らす」か「空間を立体的に使う」方法が有効です。
最近の100円ショップやホームセンターには、日本の狭い住宅事情に特化した優秀なアイテムが数多く揃っています。
- 圧縮袋:空気を抜いて物理的に小さくする
- 円筒形ケース:立てて収納し、隙間を埋める
- 整理棚・すのこ:高さを分割し、通気性を確保する
ここでは、コストをあまりかけずに収納力を倍増させるための、これら3つの必須アイテムの選び方と具体的な活用法について解説していきます。
体積を半分以下にする「圧縮袋」の正しい使い方
布団収納の王道アイテムといえば「圧縮袋」です。掃除機などで中の空気を抜くことで、嵩張る布団の体積を3分の1から半分程度まで減らせるため、収納スペースを大きく広げることができます。
圧縮袋を使用する際のポイントは、ご自宅の掃除機のタイプに合ったものを選ぶことです。
最近主流となっているスティック型やハンディ型の掃除機では、吸引口の形状が合わず空気をうまく抜けない場合があります。その場合は「ポンプ付き」や「手で押して空気を抜くタイプ」、あるいは掃除機不要の「バルブ式」を選ぶと失敗がありません。
また、カチカチになるまで空気を抜きすぎると、袋自体が破れやすくなったり、布団の復元に時間がかかったりするため、適度な柔らかさを残しておくのがコツです。
羽毛布団への使用は要注意
羽毛布団を強力に圧縮すると、中の羽(ダウン)が折れてしまい、元に戻した時に保温性やふわふわ感が損なわれる可能性があります。羽毛布団には必ず「羽毛専用」の圧縮袋を使い、圧縮率は3分の1程度に留めておくのが長持ちの秘訣です。
隙間を最大限に活かす「円筒形の立てる収納袋」
クローゼットや押し入れにできた「中途半端な隙間」を埋めるのに最適なのが、布団を丸めて収納する「円筒形」や「ボストンバッグ型」の収納ケースです。
従来の平置きタイプのケースは、積み重ねると下の商品が取り出しにくくなるというデメリットがありましたが、この「立てる収納」なら、本棚から本を抜くようにスムーズに出し入れができます。
幅が20〜30cm程度の隙間さえあれば、シングルの掛け布団一枚がすっぽり収まるサイズ感も魅力です。
クローゼットの端や、洋服を吊るした下のデッドスペースなどに「立てて」並べることで、驚くほど多くの布団を収めることができ、収納力が格段にアップします。見た目も統一感が出るため、開けた時のスッキリ感を重視したい方にもおすすめです。
湿気対策と収納力を両立する「すのこ・整理棚」
押し入れのような奥行きと高さがある空間の場合、布団を床に直置きして天井近くまで積み上げるのは避けた方が無難です。
重みで下の布団が潰れてしまうだけでなく、通気性が悪くなり、床との接地面にカビが発生する原因になります。
そこで活用したいのが、押し入れ用の「整理棚(ラック)」と「すのこ」です。
整理棚を使って空間を上下に仕切れば、下の布団に過度な重みがかからず、必要な布団だけをサッと取り出せるようになります。
また、床や壁面に「すのこ」を設置することで空気の通り道を確保できます。
特に湿気が溜まりやすい鉄筋コンクリートのマンションや、北側の部屋にある収納では、収納力の向上とカビ対策を同時に叶えるための必須アイテムと言えるでしょう。
【裏ワザ】押し入れ以外に布団を収納するアイデア

「どうしてもクローゼットや押し入れに入り切らない!」
そんな時は、視点を変えて「収納場所以外」に布団を置く方法を検討してみましょう。
隠すのではなくインテリアの一部にしてしまったり、家具のデッドスペースを賢く活用したりすることで、部屋を狭くすることなく布団を管理できます。
- 布団をクッションに変えてリビングで使う
- ベッド下やソファ裏の隙間に隠す
- 布をかけて「見せる収納」にする
ここでは、収納スペースがゼロの部屋や、モノが溢れている場合でも実践できる、柔軟な収納アイデアをご紹介します。
リビングでクッションになる「布団収納ケース」
今、SNSやインテリアショップで非常に人気を集めているのが、布団を入れてクッションやソファとして活用できる「見せる収納ケース」です。
厚手のキャンバス地やデニム素材、コーデュロイなどで作られたしっかりしたケースで、シーズンオフの掛け布団や毛布を入れると、座り心地の良い大きなクッションやオットマンに変身します。
これなら押し入れに入れる必要がなく、むしろリビングのリラックスアイテムとして堂々と置いておけます。
「収納スペースが全くない」というワンルームの一人暮らしでも実践できるため、布団の置き場に困ったら真っ先に検討したい、実用性とデザイン性を兼ね備えたアイデアです。
ベッド下や家具の隙間に隠す「デッドスペース活用」
部屋の中をくまなく見渡してみると、意外な場所に収納可能な隙間が眠っていることがあります。
代表的なのが「ベッド下」です。高さが15cm〜20cmあれば、薄型の収納ケースを使って敷布団や毛布、タオルケットなどを収納できます。
また、ソファの裏側や、タンスと天井の間のスペースなども狙い目です。
こうした場所は普段目につかないため、ホコリが溜まりやすいというデメリットはありますが、通気性の良い不織布のケースに入れて定期的にお掃除をすれば問題ありません。
「収納=押し入れ」という固定観念を捨てて、「平面」ではなく「隙間」を探す目で部屋を見直してみると、意外な収納場所が見つかるはずです。
あえて隠さない「見せる収納」としてのインテリア化
専用の収納ケースに入れるのが手間だと感じる場合や、すぐに使えるようにしておきたい場合は、あえて布団を出しっぱなしにする「見せる収納」という手もあります。
例えば、部屋の隅に綺麗に畳んだ布団を置き、その上にお気に入りのファブリック(大判の布やマルチカバー)を掛けておくだけでも、生活感を消してインテリアの一部のように見せることができます。
また、大きめのランドリーバスケットやカゴに、丸めた毛布やタオルケットを無造作に入れておくのもおしゃれです。
「隠さなきゃいけない」というプレッシャーから解放されれば、もっと自由に部屋を使えるようになります。来客がない時は出しっぱなしでもOKと割り切るなど、自分にとって心地よいルールを作ってみるのも良いでしょう。
どうしても入らない時は「保管サービス」がおすすめ!

ここまで紹介した畳み方の工夫や便利グッズを試しても、「物理的に絶対に入らない」「部屋が布団で埋め尽くされて狭い」という状況もあるでしょう。
その場合は、無理に自宅に置こうとせず、外部のサービスを利用して物理的に荷物を減らすのが最も賢い解決策です。
布団を預ける主な方法としては、スペースを借りて自分で管理する「トランクルーム」と、クリーニング店に丸投げできる「保管サービス」の2つがあります。
費用はかかりますが、それ以上に「広くて快適な居住空間」が得られるメリットは計り知れません。
どちらのサービスを利用するか迷っている方は、以下の比較表を参考にしてみてください。
| 比較項目 | トランクルーム (宅配型含む) |
保管付き クリーニング |
|---|---|---|
| 保管できるもの | 布団・家電・趣味用品など 何でもOK |
布団・衣類などの 繊維製品のみ |
| 出し入れの自由度 | 高い (必要な時にすぐ取り出せる) |
低い (返却時期が決まっている場合が多い) |
| メンテナンス | 基本は保管のみ (空調管理はあり) |
丸洗い・シミ抜き (清潔な状態で保管) |
| こんな人におすすめ | ・布団以外も預けたい ・急に使う可能性がある ・部屋を倉庫代わりにしたい |
・布団を洗ってからしまいたい ・来シーズンまで絶対使わない ・ダニ対策を徹底したい |
部屋を広く使える「トランクルーム」の活用
自宅のクローゼットの延長として使えるのが、レンタル収納スペースである「トランクルーム」です。
特に、空調設備が整った「屋内型」や、段ボール1箱から預けられる「宅配型」のサービスであれば、カビやダニの心配をせずに大切な布団を保管できます。
近くに店舗があれば24時間出し入れ自由なところも多く、冬物の布団だけでなく、扇風機やストーブなどの季節家電、趣味のキャンプ用品などもまとめて預けることが可能です。
都心部などで広い部屋に引っ越すための家賃差額を考えれば、月額数百円〜数千円程度で収納スペースを拡張できるトランクルームは、非常にコストパフォーマンスの良い選択肢と言えるでしょう。
サマリーポケット(Summary Pocket)
「箱に詰めて送るだけ」で部屋がスッキリ片付く、スマホ完結の収納アプリ。布団専用の大容量ボックスもあり、温度・湿度が管理された倉庫で大切に保管してくれます。取り出しも最短翌日で、トランクルームより手軽に使いたい人におすすめです。
- 布団を預けるなら空調完備の「屋内型」を選ぶ
- 車で運べるか、配送サービスがあるか確認する
- 即日利用が可能かチェックする(急な引越しの場合)
クリーニングとセットで便利な「長期保管コース」
トランクルームを借りるほど荷物が多くない場合は、布団専門のクリーニング店が提供している「保管サービス」が便利です。
これは、クリーニングに出した布団を、そのまま次のシーズンまで専用の倉庫で預かってくれるというものです。
最長で9ヶ月〜1年ほど預かってくれる業者が多く、春に預ければ、秋〜冬の必要な時期に、丸洗いされてフカフカになった状態で自宅に届けてくれます。
自宅の収納スペースがごっそり空くだけでなく、面倒な布団干しやダニ対策の手間も省けるため、忙しい現代人にとっては一石二鳥のサービスと言えます。
ふとんリネット(Lenet)
宅配クリーニング最大手の「リネット」が提供する布団専用サービス。丸洗いでダニ死亡率99%を実現し、フカフカの状態で戻ってきます。クリーニング後の保管料が無料になるキャンペーンも多く、衣替えシーズンの強い味方です。
不要な布団の「処分」や「買い替え」の検討
最後に、収納テクニックではなく「モノを減らす」という根本的な解決策についても考えてみましょう。
「いつか使うかも」と何年も押入れの奥に眠っている重い綿布団や、煎餅布団になっている来客用布団はありませんか。
もし寿命がきている布団であれば、思い切って粗大ごみとして処分することで、収納スペースが一気に空きます。
また、どうしても来客用が必要なら、収納場所に困る布団セットではなく、空気を抜けばコンパクトになる「エアーベッド」や、薄手でも暖かい「高機能マットレス」に買い替えるのも一つの手です。
ライフスタイルに合わせて寝具自体をダウンサイジングすることも、狭い部屋を広く使うための重要な戦略となります。
布団の収納のよくある質問
最後に、布団の収納に関してよく寄せられる疑問や、失敗しないための注意点をまとめました。
大切な寝具を長く清潔に使うために、ぜひ参考にしてください。
羽毛布団に圧縮袋を使っても大丈夫ですか?
羽毛布団はデリケートなため、強力に圧縮しすぎると中の羽(ダウン)が折れてしまい、保温性が下がってしまうリスクがあります。
使用する際は必ず「羽毛専用」の圧縮袋を選び、カチカチになるまで抜かずに「厚みが3分の1程度」になるくらいの圧縮にとどめるのがポイントです。また、シーズンが来て元に戻す際は、空気を含ませて陰干しするとふっくら感が戻りやすくなります。
収納時の「湿気・カビ対策」で最も重要なことは?
湿気対策の基本は「空気の通り道」を作ることです。
押し入れの床や壁との間に「すのこ」を敷いて隙間を作ることが最も効果的です。また、除湿剤を置くことや、晴れた日にクローゼットの扉を開けて換気することも大切です。
特に圧縮袋を使わずに収納する場合は、しまう前に布団乾燥機をかけて湿気を完全に飛ばしておくことが、カビを防ぐ最大の防御策となります。
来客用布団が邪魔ですが、処分してもいいでしょうか?
使用頻度が年に数回程度であれば、思い切って処分し「レンタル布団」に切り替えるのも賢い選択です。
保管スペースにかかる家賃換算分のコストと、定期的な虫干しなどの管理の手間を考えると、必要な時だけ清潔な布団をレンタルする方が、トータルでのコストパフォーマンスが良い場合も多くあります。一度、年間の使用回数と維持コストを比較してみることをおすすめします。
まとめ | 自分に合った収納術で生活スペースを確保しよう
布団が押し入れに入らないという悩みも、ちょっとした工夫とアイデア次第で、スッキリと解決できるはずです。
最後に、今回の記事の要点を振り返ってみましょう。
- STEP1:畳み方を工夫する
「四つ折り」や「ロール状」にして、収納のサイズに合わせる。 - STEP2:便利グッズを使う
圧縮袋や立てる収納ケース、すのこを活用して空間をフル活用する。 - STEP3:外部サービスに頼る
どうしても無理ならトランクルームや保管付きクリーニングを利用する。
「入らないから」といって無理に詰め込んだり、部屋に出しっぱなしにしてストレスを感じたりするのは勿体無いことです。
まずはメジャーで収納サイズを測るところから始めて、あなたの部屋とライフスタイルに最適な収納スタイルを見つけてください。
足の踏み場もなかった部屋が広くなれば、毎日の生活がもっと快適で楽しいものになるでしょう。