鏡を見るたびに「またうねってる…」と憂鬱になっていませんか？
以前はストンとまとまっていたはずなのに、年齢を重ねるにつれて出てくる髪のうねりや広がり。実はこれ、単なるダメージではなく、頭皮や髪内部の環境が変化したことによる「エイジングサイン」かもしれません。
今回の記事では、多くの女性を悩ませる「年齢による髪のうねり」の根本的な原因と、うねりを抑えて艶を取り戻すための具体的な対策法を解説します。
「もう年齢だから仕方ない」と諦める必要はありません。原因に合わせた正しいケアアイテム選びと少しの習慣改善で、若々しい後ろ姿は目指せます。今日からできる大人のヘアケアで、自信の持てる髪を目指しましょう。
年齢とともに髪のうねりが強くなるのはなぜ？主な3つの原因
若い頃は直毛だったのに、30代後半から40代にかけて急にクセが出てくることがあります。これは生まれつきの髪質が変わったのではなく、加齢に伴う「頭皮環境」と「髪内部の構造」の変化が大きく関係しています。
年齢によるうねりには明確な理由があり、そのメカニズムを知ることが正しいケアへの第一歩です。まずは、なぜ大人の髪がうねりやすくなるのか、代表的な3つの原因について詳しく見ていきましょう。
頭皮のたるみと「毛穴のゆがみ」がクセを生む
顔の肌にたるみが生じるように、一枚皮でつながっている頭皮も年齢とともに弾力を失い、重力によって下がってきます。健康的でハリのある頭皮の毛穴は綺麗な円形をしていますが、頭皮がたるむと毛穴が押し潰され、楕円形や涙型にゆがんでしまうのです。
毛穴がゆがむと、そこから生えてくる髪の通り道も曲がってしまいます。例えるなら、出口が変形したホースから水を出すと、水流がまっすぐにならずに暴れてしまうような状態に似ています。このように、毛根の時点で髪にねじれやカーブがついてしまうため、いくら表面をブローしてもすぐにうねりが戻ってしまう厄介なクセ毛となってしまうのです。
髪内部の「水分バランス」の乱れとコルテックスの空洞化
髪の内部には「コルテックス」というタンパク質の繊維が詰まっていますが、ここには水を吸いやすい部分（親水性）と、水を弾く部分（疎水性）の2種類が存在します。健康な髪はこの2つが均一に分布しているため、直毛の状態を保てます。
しかし、加齢により髪の成分が変化すると、このバランスが崩れて偏りが出始めます。すると、湿度が高い日や汗をかいた時に、水分を吸った部分だけが膨張し、吸わない部分はそのままという差が生じます。この不均一な膨らみが、髪のねじれやうねりを引き起こす大きな要因となるのです。さらに、年齢とともに髪内部のタンパク質や脂質が流出し、中身がスカスカになる「空洞化」も、うねりを助長する原因となります。
長年のダメージ蓄積とキューティクルの菲薄化
長年にわたるヘアカラーやパーマ、日々の紫外線などの影響も、年齢を重ねた髪には大きな負担として蓄積されています。若い頃は髪の回復力が早かったとしても、年齢とともに代謝が落ちるとダメージが修復されにくくなり、髪表面を守るキューティクルが薄く剥がれやすくなってしまうのです。
キューティクルが薄くなると（菲薄化）、髪のハリやコシを支える力が弱まり、湿気や乾燥といった外部の影響をダイレクトに受けるようになります。その結果、髪一本一本が不規則に曲がったり、全体的にチリチリとした広がりを見せたりすることがあります。特に、毛先のパサつきとうねりが併発している場合は、このダメージ蓄積が深く関わっている可能性が高いでしょう。
加齢うねりを解消してツヤ髪へ導く「洗い方」と「乾かし方」
毎日のシャンプーやドライヤー、ただ「汚れを落とす」「乾かす」だけの作業になっていませんか？実は、日々のケア方法を少し工夫するだけで、うねりの出方や翌朝のまとまりは大きく変わります。
ここでは、美容室帰りのようなツヤとまとまりを作るための、基本的な手技について解説します。
シャンプー時の「頭皮マッサージ」で土台からケアする
うねりの原因の一つである「頭皮のたるみ」や「毛穴のゆがみ」をケアするには、シャンプーの時間を活用したマッサージが有効です。ゴシゴシと髪同士を擦り合わせるのではなく、頭皮を揉みほぐすイメージで行いましょう。
- 予洗いを2分以上行う
38度前後のぬるま湯で、頭皮の汚れをしっかり浮かせます。ここを丁寧に行うことで、シャンプーの泡立ちが格段に良くなります。 - 下から上へ引き上げるように洗う
耳の上や襟足から頭頂部に向かって、重力に逆らうように指の腹で地肌を動かしながら洗います。 - 頭頂部（百会）を優しく刺激する
最後に頭のてっぺんにあるツボをゆっくり押し、頭皮の緊張をほぐして血行を促します。
爪を立てると頭皮を傷つけてしまうため、指の腹や掌の付け根を使って優しく圧をかけるのがコツです。毎日のバスタイムで凝り固まった頭皮を柔らかくすることで、髪が健やかに育つ土台を整えていきましょう。
うねりを伸ばして固定するドライヤーの「ブローテクニック」
お風呂上がりの濡れた髪を自然乾燥させるのは、うねりを悪化させる最大のNG行為です。髪は「乾く瞬間に形が決まる」という性質を持っているため、ドライヤーの熱を味方につけてうねりをコントロールしましょう。
- 根元からしっかり乾かす
毛先ではなく、まずは乾きにくい根元に風を当てます。根元の生え癖を指で軽くこするようにして乾かすと、フラットな状態になります。 - 手ぐしで軽く引っ張りながら風を当てる
髪が8割ほど乾いたら、手ぐしで髪を軽く引っ張り（テンションをかけ）、ドライヤーの風を上から下へ向けて当てます。これによりキューティクルが整い、ツヤが生まれます。 - 最後に冷風で形状記憶させる
うねりが伸びた状態で冷風を当て、髪の温度を下げてスタイルを固定します。
この「温風で伸ばして冷風で固める」という工程を取り入れるだけで、翌朝のスタイリングにかかる時間が大幅に短縮されます。また、キューティクルが綺麗に閉じることで、光を反射する若々しいツヤ髪に仕上がります。
年齢髪のうねり対策には「頭皮ケア」と「内部補修」の両立がポイント
正しいテクニックで見た目の改善は期待できますが、根本的な解決を目指すなら、毎日使う「アイテム選び」も重要です。年齢を重ねた髪は非常にデリケートなため、若い頃と同じ基準で選んでいると、かえって悩みを深くしてしまうこともあります。
大人の髪に必要なケアのポイントを見ていきましょう。
なぜ市販の洗浄力が強いシャンプーではうねりが改善しないのか
ドラッグストアなどで手軽に買える市販のシャンプーの中には、洗浄力が非常に強い「高級アルコール系（石油系）」の洗浄成分が使われているものが多くあります。これらは泡立ちが良く汚れもしっかり落ちますが、エイジング毛にとっては必要な潤いや油分まで根こそぎ奪ってしまうリスクがあります。
必要な油分が失われると頭皮は乾燥し、それを補おうとして過剰に皮脂を分泌したり、乾燥によるたるみを引き起こすきっかけにもなりかねません。また、髪内部の水分も流出しやすくなり、「コルテックスの空洞化」を加速させる原因にも繋がります。うねりを抑えようとして一生懸命洗うことが、逆効果になっているケースも少なくありません。そのため、洗浄成分の見直しは非常に重要なのです。
エイジングケア視点で選ぶシャンプー・トリートメントの条件
では、年齢によるうねりに悩む髪には、どのようなアイテムを選べば良いのでしょうか。単に「しっとりする」だけでなく、髪の構造変化に対応できる機能性が求められます。選ぶ際にチェックしたいポイントは以下の通りです。
- マイルドな洗浄力（アミノ酸系など）
頭皮や髪の潤いを守りながら、汚れだけを優しく落とせる洗浄成分であること。 - 頭皮環境を整える成分が含まれているか
毛穴の汚れを吸着したり、マッサージと併用することで血行促進をサポートしたりするスカルプケア機能があること。 - 髪内部を埋める補修成分の配合
スカスカになった髪内部に行き渡り、芯から補修する成分（コラーゲンや植物エキスなど）が入っていること。
このように、「頭皮ケア」と「ダメージ補修」を同時に叶えられるアイテムこそが、大人のうねり髪には必要不可欠です。しかし、これら全ての条件をバランスよく満たす商品を見つけるのは簡単ではありません。
うねりやパサつきが気になる大人髪に使いやすいおすすめアイテム
エイジングケアに必要な条件がわかっても、「実際どれを選べばいいのか迷ってしまう」という方も多いはずです。そこでおすすめしたいのが、大人の髪悩みに特化して開発されたヘアケアシリーズ「ラサーナ プレミオール」です。
ここでは、頭皮ケアとダメージ補修を同時に叶え、うねりのある髪をするんとまとめるこの実力派アイテムについて、なぜ大人の髪に良いのかを詳しく紹介します。
「ラサーナ プレミオール」の特徴とエイジング毛に選ばれる理由
「ラサーナ プレミオール」は、毛髪や頭皮の研究に約40年以上向き合ってきた専門ブランドが、その集大成として開発したヘアケアシリーズです。
このシリーズが年齢を重ねた女性たちから選ばれている最大の理由は、単に髪のダメージを補修するだけでなく、加齢によって変化した「頭皮環境」にも同時にアプローチできる点にあります。一般的なダメージケア製品とは異なり、髪の土台である頭皮から健やかに整える設計になっているため、うねりや広がりが気になる大人の髪に最適なのです。
楽天ランキングで1位を獲得するなど多くの実績があり、まさにエイジング世代の髪悩みに応えるために生まれた実力派ラインナップと言えるでしょう。通販限定の商品ですが、その分成分には徹底的にこだわっており、本気で髪質と向き合いたいと願う方々に支持されています。
頭皮の「泥ケア」と内部補修で髪の悩みにアプローチ
先ほど解説したうねりの原因である「毛穴のゆがみ」と「髪の空洞化」。これらに対し、プレミオールは明確な答えを持っています。まず、フランス・ブルターニュ産の天然成分「海泥（どろ）」が、毛穴の奥に詰まった汚れや酸化した皮脂を優しく吸着・除去します。こすらずに汚れを落とすことで頭皮への負担を減らし、健やかな毛穴環境へと導きます。
さらに、7種類のハーブエキスや海藻エキスが髪の内部深くまで到達。スカスカになったコルテックスの空洞を内側から満たすことで、水分バランスを整えます。髪の芯まで補修成分が行き渡ることで、湿気に左右されにくい、しなやかで落ち着きのある髪質を目指せるのです。「頭皮のスッキリ感」と「毛先のまとまり」を両立できるのが、このアイテムの大きな強みです。
香りと仕上がりの良さを実感！毎日のケアに取り入れるポイント
ヘアケアは毎日続けるものだからこそ、使い心地や香りも重要なポイントになります。プレミオールは、甘すぎず洗練された「アロマティックフローラル」の香りが特徴で、バスタイムをリラックスできる癒やしの時間に変えてくれます。
効果的に使うポイントは、シャンプー、トリートメント、そして洗い流さないヘアエッセンスの3ステップをライン使いすることです。特にヘアエッセンスは水を一切加えない濃密な処方になっており、ドライヤーの熱から髪を守りながら、翌朝までツヤを持続させてくれます。まずは21日間のお試しセットなどで、自分の髪に合うか、手触りがどう変わるかを体感してみるのがおすすめです。
髪のうねりを加速させないために見直したい生活習慣
優れたヘアケアアイテムで外側からケアすると同時に、体の内側からのアプローチも忘れてはいけません。髪は食べたものから作られ、睡眠中に修復されるため、生活習慣の乱れはダイレクトに髪質へ影響します。うねりを加速させないために、今日から意識したい習慣について見ていきましょう。
質の良い睡眠と食事でホルモンバランスを整える
美しい髪を育てる成長ホルモンは、主に睡眠中に分泌されます。特に眠り始めの3時間は深い眠りにつけるよう、寝る前のスマホを控えるなどリラックスできる環境を整えましょう。睡眠不足が続くと血流が悪くなり、頭皮の健康を損なう可能性があります。
また、食事では髪の主成分であるタンパク質（肉、魚、大豆製品など）を積極的に摂ることが大切です。加えて、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンや、ビタミン類（A、C、Eなど）をバランスよく摂取することで、年齢による髪質の変化を緩やかにし、内側からハリとコシのある髪を育むサポートとなります。
紫外線対策で頭皮の乾燥やダメージを防ぐ
肌の紫外線対策はしていても、頭皮や髪は無防備という方は少なくありません。頭皮は顔の数倍もの紫外線を浴びており、その影響で「光老化」が進み、乾燥やたるみが引き起こされます。頭皮がダメージを受けて硬くなると、毛穴のゆがみが進行し、うねり毛のリスクが高まります。
外出時は帽子や日傘を使用するのはもちろん、髪用のUVスプレーなどを活用して直接紫外線を浴びない工夫が必要です。特に分け目の部分はダメージを受けやすいため、定期的に分け目を変えるのも有効な対策となります。日々のちょっとしたガードが、数年後の髪質に大きな差を生むでしょう。
まとめ：年齢髪のうねりは適切なケアでコントロールできる
今回の記事では、年齢とともに気になりだす「髪のうねり」の根本原因と、自宅でできる具体的な対策法について詳しく解説しました。
お伝えした通り、加齢によるうねりは単なるダメージではなく、「頭皮のたるみ（毛穴のゆがみ）」や「髪内部の空洞化」が複雑に絡み合って発生しています。だからこそ、表面的なトリートメントだけでなく、頭皮という土台からのアプローチが不可欠なのです。
うねりを解消して若々しいツヤ髪を目指すために、以下のポイントを日々の習慣にしていきましょう。
- シャンプー時は頭皮をマッサージし、毛穴のゆがみをケアする
- ドライヤーは根元から乾かし、冷風でキューティクルを引き締める
- 食事や睡眠、紫外線対策で内側からの老化を防ぐ
- 頭皮ケア（泥など）と内部補修ができるアイテムを取り入れる
特に、毎日のケアに使用するアイテム選びは重要です。今回ご紹介した「ラサーナ プレミオール」のように、うねりの原因である「頭皮」と「髪内部」の両方にアプローチできるアイテムを選べば、忙しい毎日でも無理なく理想的なエイジングケアが叶います。
「もう歳だから仕方ない」と諦める必要はありません。正しい知識を持ち、今の自分の髪質に合ったアイテムでケアを積み重ねれば、いつまでも自信の持てる美しい後ろ姿は必ず目指せます。ぜひ今日から、大人の髪をいたわる新しいヘアケア習慣を始めてみてください。