クレンジングは使い分けが重要！肌に優しい選び方とおすすめアイテム
クレンジングにはオイル、ミルク、ジェル、バーム、クリーム、リキッドなど、さまざまな種類がありますが、正しく使い分けていますか？
実は、肌質やメイクの濃さに合わないクレンジングを使うと、肌トラブルの原因になることも。
「どのクレンジングを選べばいいかわからない」「毎日のメイクに合わせたクレンジング方法を知りたい」という方のために、この記事ではクレンジングの種類ごとの特徴や、肌質・メイクに応じた正しい使い分けを詳しく解説します。
クレンジングオイルの選び方に悩んでいる方は是非、参考にしてください。
クレンジングはなぜ使い分けが必要なのか
クレンジングは、肌に付着したメイクや汚れを落とす重要なスキンケアのステップです。しかし、肌質やメイクの濃さに合わないクレンジングを使用すると、肌に負担をかける可能性があります。自分の肌に適したクレンジングを選ぶことで、不要な刺激を減らし、美しい肌を保つことができます。
肌質・メイクに合わないクレンジングを使うデメリット
肌に合わないクレンジングを使うと、さまざまなトラブルを引き起こす可能性があります。以下のようなケースに注意しましょう。
乾燥肌に洗浄力の強いクレンジングを使う場合
洗浄力が強すぎるクレンジングは、必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。その結果、肌のバリア機能が低下し、乾燥や肌荒れが進行しやすくなります。
脂性肌に保湿力の高いクレンジングを使う場合
脂性肌の方がオイルやクリームタイプのクレンジングを使用すると、余分な皮脂が残りやすくなります。これが毛穴詰まりやニキビの原因となることがあります。
濃いメイクに洗浄力の弱いクレンジングを使う場合
メイクが完全に落ちないと、毛穴の詰まりやくすみの原因になります。特にウォータープルーフのメイクは、専用のクレンジングでしっかり落とすことが重要です。
クレンジングの種類と特徴を理解する
クレンジングにはさまざまな種類があり、それぞれ洗浄力やテクスチャー、肌への負担が異なります。
肌質やメイクの濃さに応じて適切なクレンジングを選ぶことで、肌トラブルを防ぎながらしっかりと汚れを落とすことができます。
ここでは、代表的な6種類のクレンジングについて詳しく解説します。
- オイルクレンジング
- ミルククレンジング
- ジェルクレンジング
- バームクレンジング
- クリームクレンジング
- リキッドクレンジング
それぞれ順番に解説していきます。
オイルクレンジング
オイルクレンジングは、洗浄力が非常に高く、ウォータープルーフのメイクや皮脂汚れをしっかり落とせるのが特徴です。特に、濃いメイクをする方や皮脂分泌が多い脂性肌の方に適しています。オイルがメイクを素早く浮かせるため、短時間でクレンジングを終えられるのもメリットです。
ただし、洗浄力が強いため、乾燥肌や敏感肌の方は肌の水分を奪われやすく、使用後につっぱりを感じることがあります。クレンジング後はしっかり保湿を行うことが大切です。
ミルククレンジング
ミルククレンジングは、低刺激で肌に優しく、しっとりとした洗い上がりになるのが特徴です。クリーミーなテクスチャーで肌を包み込み、必要なうるおいを守りながら汚れを落とすため、敏感肌や乾燥肌の方に向いています。ナチュラルメイクを落とすのに適しており、朝の洗顔代わりに使用することも可能です。
ただし、洗浄力がマイルドなため、濃いメイクを落とすのには向いていません。ポイントメイクは専用のリムーバーを使用すると、負担を減らしながらしっかり落とせます。
ジェルクレンジング
ジェルクレンジングには水性と油性の2種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。水性ジェルはさっぱりとした洗い上がりで、余分な皮脂や毛穴汚れを落としやすいため、混合肌や普通肌の方におすすめです。一方、油性ジェルはオイルが含まれており、メイクと素早くなじみながら肌のうるおいをキープできるため、乾燥しやすい方にも適しています。
ただし、オイルフリーの水性ジェルは洗浄力が穏やかで、ウォータープルーフのメイクには不向きです。濃いメイクをしている場合は、ポイントメイク専用のリムーバーを併用するとよいでしょう。
バームクレンジング
バームクレンジングは、固形のバームが体温で溶けてオイル状になるクレンジングです。オイルクレンジングと同じく高い洗浄力を持ちながら、肌なじみが良く、保湿力にも優れています。乾燥肌の方やエイジングケアを重視する方におすすめで、濃いメイクもすっきり落とすことができます。
ただし、しっかり乳化させて洗い流さないと、肌に油分が残りやすくなるため注意が必要です。特に脂性肌の方は、クレンジング後にベタつきを感じることがあるため、自分の肌質に合った使用頻度を見極めましょう。
クリームクレンジング
クリームクレンジングは、ミルククレンジングよりもやや洗浄力が高く、なめらかなクリームが肌に密着しながらメイクを落とします。肌への摩擦を抑えながらメイクを浮かせるため、乾燥肌や敏感肌の方に適しています。また、クレンジング後の肌がしっとりとした状態を保ちやすいのも特徴です。洗い流すタイプと拭き取るタイプがあり、使用感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
ただし、すすぎ残しがあると毛穴詰まりの原因になるため、フェイスラインや髪の生え際は特に注意して洗い流すことが大切です。
リキッドクレンジング
リキッドクレンジングは、水ベースのクレンジングで、オイルフリーのものが多く、さっぱりとした洗い上がりになるのが特徴です。脂性肌や混合肌の方に適しており、軽いメイクの日に使いやすいアイテムです。特に、拭き取りタイプのリキッドクレンジングは、忙しい時や外出先でのメイク直しに便利です。しかし、保湿力が低いため、乾燥肌の方には不向きな場合があります。
また、アルコールが含まれている製品もあるため、敏感肌の方は成分を確認して選ぶようにしましょう。
肌質・メイク別のクレンジングの正しい使い分け
クレンジングを選ぶ際は、肌質に合ったものを選ぶことが重要です。自分の肌に適していないクレンジングを使うと、肌の乾燥や毛穴詰まり、ニキビなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
また、メイクの濃さによっても適したクレンジングが異なるため、状況に応じた使い分けが必要です
ここでは、肌質ごとのおすすめのクレンジングと、メイクの濃さに応じた適切なクレンジング方法について詳しく解説します。
乾燥肌に適したクレンジング
乾燥肌の方は、洗浄力が強すぎるクレンジングを使うと、肌のうるおいまで奪われ、さらに乾燥が進んでしまう可能性があります。そのため、保湿成分が配合されたクレンジングを選び、できるだけ摩擦を避けながらメイクを落とすことが大切です。
ミルククレンジングやクリームクレンジングは、肌への負担が少なく、必要な皮脂を守りながらメイクを落とすことができます。
また、バームクレンジングも保湿力が高く、乾燥を防ぎながらクレンジングができるためおすすめです。ただし、オイルクレンジングやリキッドクレンジングは洗浄力が強く、肌がつっぱる原因となることがあるため、使用を控えるか、洗浄力が穏やかなタイプを選ぶとよいでしょう。
脂性肌に適したクレンジング
脂性肌の方は、皮脂が過剰に分泌されやすいため、さっぱりとした洗い上がりのクレンジングを選ぶことがポイントです。皮脂が多いと毛穴が詰まりやすく、ニキビや黒ずみの原因になることがあるため、余分な皮脂をしっかり落とせるものを選びましょう。
オイルクレンジングや水性ジェルクレンジング、リキッドクレンジングは、皮脂やメイクをしっかり落とせるため、脂性肌の方に適しています。特に、水性ジェルクレンジングはさっぱりした使用感で、Tゾーンの皮脂汚れを効果的に落とすことができます。
ただし、バームクレンジングやクリームクレンジングは油分が多く、肌に残りやすいため、使用後にベタつきを感じることがあるかもしれません。
敏感肌に適したクレンジング
敏感肌の方は、できるだけ刺激の少ないクレンジングを選ぶことが大切です。洗浄力の強いクレンジングやアルコールを含むクレンジングは、肌に刺激を与えやすいため避けたほうがよいでしょう。
ミルククレンジングやクリームクレンジングは、低刺激で肌に優しく、敏感肌の方に適しています。また、成分にこだわり、無添加や低刺激処方のものを選ぶと安心です。リキッドクレンジングを使用する場合は、アルコールが含まれていないものを選び、肌への負担を軽減するようにしましょう。
メイクの濃さに応じたクレンジングの使い分け
クレンジングは、肌質だけでなくメイクの濃さによっても適切なものを選ぶ必要があります。濃いメイクの日とナチュラルメイクの日では、洗浄力の違うクレンジングを使い分けることで、肌の負担を最小限に抑えながらしっかりメイクを落とせます。
濃いメイクの日のクレンジング方法
濃いメイクをした日は、洗浄力の高いクレンジングを使用し、メイクをしっかり落とすことが大切です。ウォータープルーフのファンデーションやアイメイクを落とす場合は、オイルクレンジングやバームクレンジングを使用すると、短時間でスムーズにメイクを浮かせることができます。
また、アイメイクやリップメイクは専用のリムーバーを使うことで、肌への負担を軽減できます。ゴシゴシこすらず、優しくなじませながら落とすことを意識しましょう。
ナチュラルメイクの日のクレンジング方法
ナチュラルメイクの日は、洗浄力の穏やかなクレンジングを選ぶことで、肌への負担を減らすことができます。ミルククレンジングや水性ジェルクレンジングは、必要なうるおいを守りながらメイクを落とせるため、肌に優しいクレンジングとしておすすめです。
クレンジング後の乾燥を防ぐために、ぬるま湯で優しく洗い流し、その後すぐに保湿ケアを行うことも重要です。特に乾燥が気になる場合は、拭き取りタイプのクレンジングを避け、洗い流すタイプを選ぶとよいでしょう。
クレンジングのNG習慣と正しい使い方
クレンジングは、ただメイクを落とすだけではなく、肌を健やかに保つために重要なスキンケアの一環です。しかし、間違ったクレンジング方法を続けると、肌に負担がかかり、乾燥や毛穴詰まり、くすみなどの原因になることがあります。
正しい方法を身につけることで、肌トラブルを防ぎながら美しい素肌をキープできます。ここでは、よくあるクレンジングのNG習慣と、肌に優しい正しいクレンジング方法について詳しく解説します。
肌に負担をかける間違ったクレンジング方法
日々のクレンジングの中で、知らず知らずのうちに肌に負担をかけてしまっていることがあります。
以下のような習慣がないか、チェックしてみましょう。
ゴシゴシと強くこする
メイクをしっかり落とそうとするあまり、クレンジング時にゴシゴシとこすってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、強くこすると肌の摩擦が増え、シミやシワの原因になることがあります。特に目元や口元の皮膚は薄くデリケートなため、優しくなじませるように心がけましょう。
クレンジングの時間が長すぎる
メイクをしっかり落としたいからといって、長時間クレンジングを肌にのせているのもNGです。必要な皮脂まで落ちてしまい、肌のバリア機能が低下する原因になります。クレンジングは1分以内を目安に、手早く行うことがポイントです。
熱いお湯で洗い流す
寒い季節やお風呂の中でクレンジングをする際、熱いお湯を使ってしまうことがありますが、これは肌の乾燥を加速させる原因になります。熱すぎるお湯は、肌のうるおいを奪い、乾燥やつっぱりを引き起こします。クレンジングを洗い流す際は、30〜35℃のぬるま湯を使用し、肌に必要なうるおいを守るようにしましょう。
クレンジング後にすぐ保湿をしない
クレンジングをした後は、肌が無防備な状態になっています。保湿をしないまま放置すると、水分がどんどん蒸発し、乾燥が進行してしまいます。クレンジング後はすぐに化粧水や美容液で保湿を行い、肌のバランスを整えることが大切です。
ポイントメイクをクレンジングで無理に落とそうとする
アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクを、顔全体用のクレンジングで無理に落とそうとすると、肌に負担がかかります。特にウォータープルーフのアイメイクは、専用のリムーバーを使用することで、摩擦を減らしながらスムーズに落とすことができます。
肌に優しい正しいクレンジングの方法
正しいクレンジング方法を実践することで、肌への負担を最小限に抑えながら、メイクや皮脂汚れをしっかり落とすことができます。以下のポイントを意識して、毎日のクレンジングを見直してみましょう。
適量のクレンジングを使う
クレンジングの量が少なすぎると、メイクが十分になじまず、肌をこする原因になります。製品ごとの適量を守り、十分な量を使うことで、肌への摩擦を減らしながらメイクを落とすことができます。特にバームやオイルタイプは、少量ではメイクとなじみにくいため、メーカーの推奨量を確認しながら使用しましょう。
クレンジングは手のひらで温めてから使う
クレンジングを冷たいまま肌にのせると、なじみにくく、余計な摩擦が生じることがあります。特にオイルクレンジングやバームクレンジングは、手のひらで軽く温めてから使用することで、メイクとのなじみがよくなり、スムーズに汚れを浮かせることができます。
指の腹で優しくなじませる
クレンジングを肌にのせたら、指の腹を使って円を描くように優しくなじませます。力を入れすぎず、肌の上をすべらせるようにすることで、摩擦を最小限に抑えることができます。特に目元や口元は皮膚が薄いため、丁寧に扱うことが大切です。
すすぎ残しを防ぐ
クレンジングをしっかり洗い流さないと、毛穴詰まりや肌荒れの原因になります。特にフェイスラインや髪の生え際、小鼻の周りはすすぎ残しが多くなりやすい部分です。ぬるま湯を使って、しっかりとすすぐことを意識しましょう。
クレンジング後はすぐに保湿する
クレンジング後は肌が無防備な状態になるため、すぐに保湿ケアを行うことが重要です。化粧水でたっぷり水分を補給し、美容液や乳液でうるおいを閉じ込めることで、肌のバリア機能を維持できます。特に乾燥が気になる場合は、保湿成分が豊富なスキンケアアイテムを選ぶとよいでしょう。
おすすめのクレンジング7選
クレンジングは肌質やメイクの濃さによって使い分けるのが大切ですが、「具体的にどのアイテムを選べばいいの？」と迷うことも多いですよね。
ここでは、さまざまな肌タイプや使用感に合わせて選べる、おすすめのクレンジング7商品をご紹介します。ぜひ、ご自身の肌質やメイクスタイルに合った一品を見つけてください。
FANCL（ファンケル） マイルドクレンジングオイル
無添加処方で肌への刺激が少なく、ウォータープルーフメイクや毛穴汚れもしっかり落とせる人気アイテム。乾燥しにくい処方で、オイル特有のベタつき感を感じにくいのも魅力です。
DUO（デュオ） ザ クレンジングバーム
バームがオイル状に変化し、濃いメイクもスムーズにオフ。保湿力が高く、洗い上がりのつっぱり感が少ないため、乾燥肌やエイジングケアを意識する方にもおすすめです。
シュウ ウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジング オイル
クレンジングオイルの代名詞とも言われるシュウ ウエムラの人気シリーズ。肌のうるおいを守りながらメイクや皮脂汚れをしっかり落とします。まろやかなオイルテクスチャーで、クレンジング後の肌がやわらかく整うのが魅力です。
カバーマーク トリートメント クレンジングミルク
ミルクタイプながらメイク落ちは良好で、肌への摩擦を抑えつつもしっとりした洗い上がりを実感できます。敏感肌や乾燥肌の方にも使いやすく、優しい使用感が人気です。
THREE バランシング クレンジング オイル
植物由来のオイルを中心に配合し、肌をいたわりながら不要な汚れをオフ。オイルクレンジング特有の重さが少なく、洗い流すときの軽やかな感触が魅力。香りも良く、リラックスしながらケアを楽しめます。
DHC ディープクレンジングオイル
オリーブオイルをベースにした、コスパの良さが魅力のクレンジングオイル。素早くメイクと馴染み、ウォータープルーフメイクもしっかり落とせます。香料や着色料が不使用なので、肌への刺激が気になる方にもおすすめ。
アテニア スキンクリア クレンズ オイル
くすみや毛穴汚れをケアしながら、しっかりとメイクを落とせるクレンジングオイル。洗い上がりは比較的さっぱりとしており、脂性肌や混合肌の方も使いやすい設計です。フローラル系の香りで、クレンジングタイムが心地よくなるとの声も。
クレンジング選びのポイントとまとめ
クレンジングは、肌質やメイクの濃さに合わせて適切なものを選ぶことが重要です。乾燥肌はミルクやクリーム、脂性肌はオイルやジェル、敏感肌は低刺激タイプを選びましょう。濃いメイクはオイルやバーム、ナチュラルメイクはミルクやジェルが適しています。
クレンジング時はゴシゴシこすらず、1分以内に優しくなじませ、ぬるま湯で洗い流します。洗浄後はすぐに保湿し、肌の乾燥を防ぐことが大切です。適切なクレンジングを選び、正しい方法で使うことで、美しい肌を維持しましょう。