日本の風情を感じられる場所として有名な京都の祇園エリア。
その場所にどこか異国を思わせるような、そんな雰囲気を漂わせたチョコレートショップがあるのはご存知でしょうか?
そのお店の名前は 「カカオマーケット バイ マリベル」
一見テイクアウト専門のチョコレートショップに見えるのですが、実はこちらには暗号を入手しないと入れない「エンジェル ライブラリー」という秘密のカフェが隠されているのです。
今回はそんな秘密のカフェ「エンジェル ライブラリー」をご紹介したいと思います。
カカオマーケット バイ マリベル とは?
まずカフェへご案内する前に「カカオマーケット バイ マリベル」について少しご説明したいと思います。
この店舗名にもなっている「マリベル」とはチョコレートブランドの「マリベルチョコレート」を指しているのですが、『マリベル・リーバマン』というファッションデザイナーとしてニューヨークで活躍されている女性の名前が由来となっており、ファションのみに留まらず貧困層であったカカオ農家を広めたいという想いからチョコレートショップを立ち上げ成功を収められた創業者でもあるのです。
そのチョコレートは祖国である中米の「ホンジュラス共和国」で採れたカカオ豆を主にして作られており、キャラメルやナッツのような甘味や香ばしさ、フルーティな味わいを感じるのが特徴です。
アメリカ発祥ということもありニューヨークに本店があるのですが、日本でも京都に2店舗、大阪に1店舗展開されています。
今回ご紹介する「カカオマーケット バイ マリベル」は京都にて姉妹店として建てられた店舗になります。
シークレットカフェへの行き方
京都で最初に建てられた京都本店である「マリベル」と姉妹店の「カカオマーケット バイ マリベル」は異なる点がいくつかあるのですが、その内の1つが内装です。
姉妹店では“天使たちが作るチョコレート”がコンセプトになっており、天井にはチョコレートを作る天使たちが飾られているなど、おとぎ話に出てくるような可愛らしいカジュアルな内装で造られています。
また京都本店の「マリベル」は店内に入るとカフェが併設されていることがすぐ分かるのですが、姉妹店はカフェの入り口も見当たらないし、そのような雰囲気も皆無なのでふらっと立ち寄るとテイクアウト専門のチョコレートショップだと思ってしまいそのまま気付かずに店舗を後にしてしまいます。
では、カフェはいったいどこにあるのか…?
そしてなぜ隠されているのか…?
まずカフェを利用するには暗号を入力しないと入れないのですが、その暗号は店員さんに声を掛けなければ受け取ることができません。
暗号を入手したら一旦お店を出て左に曲がります。
するとその先に「エンジェル ライブラリー」と書かれた厳重に施錠された扉が…。
そこで、先ほど入手した秘密の暗号を入力すると扉が開き地下へと続く階段があるので、そこを降りるとカフェへと辿り着けるのです。
エンジェルライブラリーの秘密
この「エンジェルライブラリー」はその名の通り天使の図書館という意味なのですが、天使たちが美味しいチョコレートを研究するための場所というのでその名が付けられたのだそうです。
そのため店内にはたくさんの本と勉強机が並んでおり、天使たちのサイズに合わせて天井も低く、室内もこぢんまりとした造りになっています。
このカフェが秘密の場所にあるのはチョコレートを研究するために天使たちが隠したのだろうことが伺えますね。
エンジェルライブラリーのメニュー
まずカフェを利用するには事前にショップにて注文してからお会計をする形になります。
メニューはスイーツとドリンクのセットで6種類の中から選べるのですが、季節によっては限定メニューも出てくるのでその際は公式インスタグラムにて詳細が投稿されます。
ちなみに私は2回訪れたことがあり1回目はハロウィン間近の10月下旬だったのですが、その時は「チョコレートバナナドームケーキ」という台湾カステラの中にチョコレートクリームやバナナ、ナッツが入った限定メニューをいただきました。
お値段は1,760円(税込)
バナナがゴロっと入っており食べごたえ満点でとても美味しかったです。
2回目は1月に訪れたのですが、限定メニューがなかったので定番メニューの「フォンダンショコラ」をいただきました。
こちらもお値段は1,760円(税込)
中にはラズベリーホワイトチョコレートが入っており、濃厚なチョコレートとラズベリーの酸味が相性抜群でとてもおいしかったです。
マリベルチョコレートが京都に建てられた理由
日本だと京都と大阪にしかない「マリベルチョコレート」ですが、大阪は店舗ができて3周年、京都は本店が10周年を迎えたそうです。
以前は東京にも店舗があったのですが閉店してしまい、再開の目処はまだ立っていないとのこと。
日本限定と聞くと首都である東京のイメージが強いですが、1番最初に京都に建てられたのは創業者であるマリベルさんが洋と和を融合させたいという想いから日本を訪れ、京都の町屋を気に入られたからだそうです。
そんな京都本店である「マリベル」ではニューヨークにはない京都限定のチョコレートが販売されています。
また姉妹店の「カカオマーケット バイ マリベル」では、より気軽にチョコレートを楽しんでほしいという想いから様々なチョコレートが量り売りされているのが特徴で、秘密のカフェは異国の雰囲気がありつつも窓から眺める景色は京都らしさも感じられるという、まさに洋と和を融合させたカフェなのではないかと思いました。
そんなアメリカ発祥である「マリベルチョコレート」をぜひ京都のカフェにてその融合を楽しんでみてはいかがでしょうか?
カカオマーケット バイ マリベル店舗情報
店舗名 | カカオマーケット バイ マリベル |
住所 | 〒605-0079 京都府京都市東山区常盤町165-2 |
営業時間 | ショップ:11:00~19:00 カフェ:11:00~18:00(L.O 17:30) |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 075-533-7311 ※お電話番号はお間違えないようお願い致します。 |
WEB | https://www.cacaomarket.jp |
@cacaomarket_japan | |
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