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結婚式までのスケジュールの立て方は?準備から当日までのポイント

プロポーズを受けて幸せな気分のなか、ふと「結婚式まで何から始めればいいの?」「準備期間はどれくらい必要なんだろう」と不安を感じていませんか?一生に一度の晴れ舞台だからこそ、やるべきことは山積みで、段取りが分からないと焦ってしまいますよね。

理想の結婚式を叶えるためには、全体の流れを把握して計画的に進めることが大切です。いつ、何をすればいいのかという「ダンドリ」さえ見えていれば、心に余裕を持って楽しみながら準備を進めることができます。

今回の記事では、プロポーズから結婚式当日までの一般的なスケジュールと、時期ごとにやるべきタスクを分かりやすく解説します。これからパートナーと協力して準備を進めるための全体像を整理しましたので、ぜひ参考にしてください。

この記事はこんな方におすすめです
  • プロポーズされたけど、まず何から始めればいいか分からず不安
  • 結婚式当日までの全体の流れや準備期間の目安を知りたい
  • パートナーと協力して、喧嘩せずに効率よく準備を進めたい

目次

結婚式までのスケジュール全体の流れと平均的な準備期間

結婚式の準備期間は一般的に8ヶ月から1年程度と言われていますが、カップルの事情や希望する挙式スタイルによって大きく異なります。しかし、どのような形であっても「全体の流れ」を最初に把握しておくことは非常に重要です。

ゴールまでの距離感が掴めないまま走り出すと、途中で息切れしたり、大事な決定を焦ってしまったりする原因になりかねません。まずは、一般的な準備期間の目安と、大きな流れを頭に入れておきましょう。そうすることで、イレギュラーな事態が起きても落ち着いて対処できるようになります。

まずは、結婚式準備の全体像を大きく3つのステップで整理してみましょう。

  • ステップ1:土台作り(式場探し・コンセプト決定)
  • ステップ2:アイテム選定(衣装・指輪・招待状など)
  • ステップ3:詳細の詰め(料理・演出・当日の進行)

ここからは、それぞれの期間感やスケジュールの特徴について、さらに詳しく解説していきます。

余裕を持った準備に必要な期間とスケジュールの全体像

理想的な結婚式を実現し、かつ準備期間も楽しむためには、やはり1年程度の期間があると安心です。特に春(4〜5月)や秋(10〜11月)などの人気シーズン、あるいは「大安」などの日柄が良い日を希望する場合、1年前でも予約が埋まっていることは珍しくありません。早めに動き出すことは、単に希望の日取りを押さえるだけでなく、精神的な余裕を生むことにも繋がります。

スケジュール全体としては、最初の3〜4ヶ月で式場決定や衣装選びといった「大きな決断」を行い、中盤の3ヶ月で招待状や小物類などの「具体的なアイテム」を揃え、最後の2ヶ月で進行やBGMなどの「詳細」を詰めていくイメージです。この流れを理解しておくだけで、今自分がどの段階にいて、何に注力すべきかが明確になるはずです。「今はこれを決める時期だ」と割り切って進めることで、膨大なタスクに押しつぶされることなく、着実にゴールへと近づけるでしょう。

「授かり婚」や「少人数婚」の場合の最短スケジュール

妊娠中の「授かり婚」や、親族のみの「少人数婚」、あるいは転勤などの事情で「急ぎ婚」を選択する場合もあるでしょう。その場合、準備期間は3ヶ月から半年程度となることが一般的ですが、決して不可能ではありません。式場側も「マタニティプラン」や「直前プラン」など、短期間での準備に対応したパッケージを用意していることが多く、効率的に打ち合わせを進められるよう手厚くサポートしてくれます。

短期間で準備を進める際のポイントは、「決断のスピード」と「優先順位の明確化」です。こだわりたい部分は妥協せず、それ以外はプロであるプランナーにお任せするなど、メリハリをつけることが成功の秘訣と言えます。また、直近の日程は予約が空いている場合に大幅な割引が適用されるケースや、仏滅などの日柄を選ぶことで費用を抑えられるメリットもあります。期間が短いからといって諦める必要はなく、集中して準備に取り組むことで、満足度の高い結婚式を挙げることは十分に可能です。

一般的な準備
(1年前〜)
短期・お急ぎ婚
(3ヶ月前〜)
会場予約 激戦
人気日は埋まりがち

穴場が空いている
費用・割引 通常価格
早期割引のみ

直前大幅割引あり
打ち合わせ ゆったり
月1回ペース

凝縮して行う
メリット じっくり
こだわって選べる
費用を抑えて
サクッと叶う

【時期別】結婚式までのスケジュールとやることリスト

ここからは、プロポーズ直後から結婚式当日までの詳細なスケジュールを時系列で解説します。時期ごとにやるべきタスクは多岐にわたりますが、一つひとつ確実にクリアしていくことで、着実に理想の結婚式へと近づいていきます。

まずは、各フェーズで意識しておきたいポイントをリストアップしました。

  • 準備初期:親への配慮と予算のすり合わせを最優先にする
  • 準備中期:ゲストに関わること(招待状など)は早めに動く
  • 準備後期:体調管理を徹底し、決めたことを信じて楽しむ

リスト形式で整理していますが、すべてを完璧にこなそうと気負う必要はありません。おふたりの状況に合わせて順序を入れ替えたり、省略したりしながら進めていってください。それでは、具体的なステップを見ていきましょう。

プロポーズ直後〜式場決定:両家顔合わせと予算の相談

プロポーズが成功し、結婚への意思が固まったら、まずはそれぞれの親への挨拶を行います。これが結婚式準備の正式なスタートラインです。その後、両家の顔合わせ食事会や結納を行い、親睦を深めると同時に、結婚式に対する両家の意向を確認しておきましょう。「親族だけでやりたい」「盛大にやりたい」など、親の希望や地域のしきたりが影響する場合もあるため、早い段階でのすり合わせがトラブル回避に繋がります。

また、式場見学へ行く前に、ふたりで予算についてしっかりと話し合っておくことも欠かせません。貯蓄からどれくらい出せるのか、親からの援助はあるのかなど、現実的な数字を把握しておくことで、身の丈に合った無理のないプランニングが可能になります。この時期に「どんな結婚式にしたいか」というコンセプトや、招待したいゲストの大まかな人数も話し合っておくと、その後の式場探しがスムーズに進むはずです。お金の話は少ししにくいかもしれませんが、これからの生活を共にするパートナーとして、腹を割って話す最初の機会にしてください。

挙式1年前〜8ヶ月前:式場見学とブライダルフェアへの参加

具体的なイメージが固まってきたら、いよいよ式場探しのスタートです。気になる会場のブライダルフェアに参加し、チャペルの雰囲気や料理の味、スタッフの対応などを実際に肌で感じてみてください。写真やWebサイトだけでは分からない、会場の空気感や設備の使い勝手を確認することは非常に大切です。特に、雨天時の動線や、足の不自由なゲストへのバリアフリー対応などもチェックしておくと、後々の安心材料になります。

この時期は複数の会場を比較検討することになりますが、見るポイントが多すぎると迷ってしまうこともあります。「料理のおいしさ」や「アクセスの良さ」など、ふたりの中で譲れない軸を決めておくと判断しやすくなるでしょう。気に入った会場が見つかったら、希望の日取りの空き状況を確認し、仮予約や契約へと進みます。契約時にはキャンセル規定もしっかり確認し、納得した上でハンコを押しましょう。これから始まる長い準備期間を共にする会場ですので、妥協せずに選び抜いてください。

【注意】契約前の「キャンセル規定」確認は必須! 式場によっては、契約した翌日からキャンセル料が発生する場合や、日程変更だけでも手数料がかかる場合があります。「万が一」の事態に備えて、契約書の細かい文字まで必ず目を通し、不明点はその場で質問しましょう。

7ヶ月前〜6ヶ月前:衣装の試着開始と結婚指輪の購入

会場が決まれば、次は多くの花嫁さまが楽しみにしているドレス選びが始まります。人気のドレスショップやブランドは予約が取りにくいことも多いため、早めに試着の予約を入れることが大切です。「まだ半年以上あるから」と油断していると、着たかったドレスがすでに他の予約で埋まってしまっているケースも少なくありません。ウェディングドレスだけでなく、お色直しのカラードレスや、新郎のタキシードも合わせて検討し、トータルコーディネートを意識して選んでいきましょう。試着の際は、カメラで様々な角度から撮影しておくと、後で客観的に比較できるのでおすすめです。

また、この時期には結婚指輪の購入も済ませておきたいところです。既製品であっても、サイズ直しや刻印を入れるには1〜2ヶ月程度の期間を要することが一般的です。もしフルオーダーを考えているなら、デザイン決定から完成まで3ヶ月以上かかることもあります。前撮りで指輪を使いたい場合や、挙式当日に指輪交換のリハーサルをスムーズに行うためにも、手元に現物が早めにあると安心です。一生身につける大切なものですから、ふたりでじっくりと選ぶ時間を確保してください。

【ポイント】「持ち込み料」の有無を確認しよう 提携ショップ以外のドレスを着たい場合、別途「持ち込み料」がかかることがあります。契約内容によっては持ち込み自体がNGの式場もあるため、こだわりのドレスがある場合は契約前に相談するのが鉄則です。

5ヶ月前〜4ヶ月前:招待客のリストアップと招待状の発送準備

挙式まで半年を切ると、いよいよゲストに関わる準備が本格化します。まずは招待するゲストを確定させ、住所や氏名のリストアップを行いましょう。最近はSNSで連絡を取り合うことが多く、友人の住所を知らないというケースも珍しくありません。一人ひとりに確認をとる作業は意外と時間がかかるため、余裕を持って動き出すことが肝心です。上司や親族の漢字間違いは失礼にあたるため、念入りなチェックも忘れてはいけません。

リストが完成したら、招待状のデザインを選び、発注や筆耕の依頼を進めます。手作りする場合は、用紙の選定から印刷まで自分たちで行うことになるため、さらに早めの着手が必要です。招待状の発送は、一般的に挙式の2〜3ヶ月前の「大安」などの吉日に行います。この時、アレルギーの有無を確認する項目を設けるなど、ゲストへの配慮を忘れないようにしましょう。逆算して準備を進めることで、直前になって慌てることなく、心を込めた招待状をゲストの元へ届けることができます。

【注意】ゲストの漢字は「旧字体」までチェック! 「高」と「髙」、「崎」と「﨑」など、常用漢字ではない漢字を使っているゲストもいます。SNSや年賀状のデータだけでなく、本人に確認したり、親御様に聞いたりして、正確な表記リストを作成しましょう。

3ヶ月前〜2ヶ月前:料理・演出・引出物の決定と入籍のタイミング

この時期は、プランナーとの詳細な打ち合わせが頻繁に行われる、準備のピークタイムです。ゲストへのおもてなしの要となる料理やドリンクのコースを決定し、披露宴の進行や演出についても具体的に詰めていきます。引出物は、親族、上司、友人など、ゲストの層に合わせて内容を変える「贈り分け」をするのが一般的ですので、それぞれの顔を思い浮かべながら喜ばれる品を選定していきましょう。BGMに関しては、使用したい曲の著作権申請が必要になる場合があるため、早めにリストアップしてプランナーに確認してもらうとスムーズです。

また、結婚式とは別に「入籍(婚姻届の提出)」をいつ行うかも重要なポイントです。挙式日に入籍するカップルもいますが、手続きの不備などでバタバタしないよう、挙式の前に済ませておくケースが増えています。特にハネムーンでパスポートの氏名変更が必要な場合は、新しい戸籍ができるまで1〜2週間かかることも考慮しなければなりません。ふたりの記念日や吉日を選んで届け出ることで、結婚式への気持ちもより一層高まるはずです。

【ポイント】「受理証明書」を活用しよう 挙式日より前に入籍する場合、役所で「婚姻届受理証明書」をもらっておくのがおすすめ。賞状タイプのものを選べば、結婚式のウェルカムスペースに飾る素敵なアイテムとしても活用できますよ。

1ヶ月前〜2週間前:ヘアメイクリハーサルとBGMの最終確認

いよいよ本番が近づいてきました。この時期に行うヘアメイクリハーサルは、当日の満足度を左右する重要なイベントです。雑誌の切り抜きやSNSの画像などを持参し、なりたいイメージを具体的に伝えることで、ヘアメイク担当者との認識のズレを防げます。実際にドレスを着て動いてみることで、歩きにくくないか、お辞儀をした時に胸元が見えないかなども確認できるため、遠慮せずに要望を伝えましょう。このタイミングで、当日の姿勢や歩き方の指導を受けておくと、本番の写真写りがグッと良くなります。

会場を盛り上げるBGMや映像関係の最終チェックも行います。手作りしたプロフィールムービーなどは、必ず会場の機材で試写を行い、文字が見切れていないか、音が飛んでいないかを確認してください。PC上では大丈夫でも、会場のスクリーンでは映り方が異なることがよくあります。同時に、ウェルカムボードなどの搬入物も完成させ、プランナーに最終確認をしてもらうと安心です。ここまでくれば、あとはラストスパートです。

1週間前〜前日:お心付けの準備と搬入アイテムの最終チェック

挙式直前の一週間は、体調管理を最優先にしつつ、細々とした事務作業を片付けていきます。プランナーや介添人、カメラマンなどにお渡しする「お心付け」や、遠方からのゲストへの「お車代」の準備は済んでいますか?新札を用意し、ポチ袋に入れて事前に準備しておくと当日スムーズに渡せます。また、両親への手紙を読む場合は、前日や当日に書くと涙で目が腫れてしまうこともあるため、数日前に書いておくことをおすすめします。

美容面では、シェービングやネイルケアを済ませておきましょう。特にシェービングは肌トラブルのリスクを避けるため、挙式の3〜5日前に行うのがベストです。前日は、すべての荷物の搬入を終え、あとは当日を迎えるだけの状態にしておくのが理想的。「準備が終わらない!」と夜更かしをして肌荒れしてしまっては元も子もありません。たっぷりと睡眠をとって万全のコンディションで当日を迎えることが、花嫁にとって最高のエステとなります。

結婚式までのスケジュールをスムーズに進めるためのコツ

やることが山積みの結婚式準備ですが、ちょっとしたコツを意識するだけで、その負担はぐっと軽くなります。パートナーと協力し合い、効率的に進めるために、以下の4つのポイントを意識してみてください。

  • お互いの得意分野を活かした役割分担を行う
  • スケジュール共有アプリを活用して「言った言わない」を防ぐ
  • プロであるプランナーを信頼して早めに相談する
  • 予算の優先順位を明確にし、こだわりポイントを絞る

これらを実践することで、準備期間中の喧嘩やストレスを減らし、ふたりの絆を深める時間に変えることができます。それぞれの具体的な方法について、詳しく解説していきます。

パートナーとの役割分担とスケジュール共有アプリの活用

結婚式準備で最も多いトラブルの一つが、どちらか一方に負担が偏ってしまうことです。「私ばかりが頑張っている」という不満は、喧嘩の火種になりかねません。例えば、新郎はBGMや映像関係、新婦は招待状や装花といったように、それぞれの得意分野や興味のある項目で担当を分けるとスムーズです。もちろん、完全に任せきりにするのではなく、最終決定はふたりで相談して決めるプロセスを大切にしてください。

また、タスク管理やスケジュールの共有には、専用のアプリやGoogleカレンダーなどを活用するのがおすすめです。式場との打ち合わせ日程や、いつまでに何をやるべきかという期限を可視化することで、「忘れていた!」というミスを防げます。また、ToDoリストを共有しておけば、タスクが完了するたびにチェックを入れることができ、達成感を共有できるのもメリットです。お互いの進捗状況がひと目でわかれば、自然と声かけやサポートもしやすくなり、チームとしての一体感が生まれるでしょう。

プランナーへの早めのアプローチと相談の徹底

準備を進める中で、疑問や不安が生まれたら、すぐに担当プランナーに相談することが大切です。「こんな細かいことを聞いてもいいのかな?」と遠慮する必要は全くありません。なぜなら、プランナーは数多くの結婚式を成功させてきたプロフェッショナルであり、ふたりの最強の味方だからです。自分たちだけで悩んで時間を浪費するよりも、プロの意見を聞くことで解決策があっという間に見つかることも少なくありません。

また、連絡手段や返信のタイミングについても最初に確認しておくと安心です。メールや専用のチャットツールでの相談なら、深夜でも気兼ねなく送れますし、急ぎの場合は電話にするなど、状況に応じた使い分けがスムーズな進行の鍵となります。プランナーとの信頼関係を築き、密にコミュニケーションを取ることで、ふたりのイメージをより的確に形にしてもらえるようになります。

予算オーバーを防ぐための初期見積もりの精査

スケジュール管理と同じくらい重要なのが、予算の管理です。よくある失敗として、打ち合わせが進むにつれて衣装や料理をグレードアップし、最終的な費用が初期見積もりから大幅に跳ね上がってしまうケースが挙げられます。これを防ぐためには、契約前の初期見積もりの段階で、できるだけ希望に近い内容を盛り込んでおくことが欠かせません。

例えば、料理のコースを最低ランクではなく平均的なランクで見積もったり、必要なオプションが含まれているかを確認したりすることで、現実的な金額を把握できます。「見積もりから上がるもの」という前提で、予備費を含めた予算計画を立てておくと安心です。早い段階で「削れるところ」と「お金をかけるところ」のメリハリをつけておけば、後になって予算調整のために慌てて内容を変更するような事態を避けられ、精神的にも余裕を持って準備を進められるでしょう。

【ポイント】「MAX見積もり」を出してもらうのがコツ 初期見積もりは最低限の内容で作られがちです。「料理のランクを上げ、衣装も選び放題にし、記録映像も入れた状態」で見積もりを出してもらいましょう。そこから削っていく方が、予算オーバーのショックを防げます。

結婚式準備のスケジュールに関するよくある質問

結婚式の準備は初めてのことばかりで、多くのカップルが似たような悩みに直面します。ここでは、先輩カップルたちが経験したよくある質問と、その解決策をまとめました。事前に知っておくことで、もし同じ状況になっても冷静に対処できるはずです。

結婚式の準備期間中に喧嘩をしないためのポイントは?

準備期間中の喧嘩は、決して珍しいことではありません。原因の多くは、結婚式に対する「温度差」や「負担の偏り」です。これを防ぐためには、定期的に「結婚式の話をしないデート」の日を設けることをおすすめします。準備に追われてパートナーとしての時間を楽しむことを忘れてしまっては本末転倒です。たまには美味しいご飯を食べに行ったり、映画を見たりして息抜きをしましょう。ふたりの仲を深める時間を作ることで、心に余裕が生まれ、お互いを思いやる気持ちを取り戻すことができます。準備も大切ですが、ふたりの関係性を最優先に考えてください。

仕事が忙しくて準備が進まない時はどうすればいい?

仕事と準備の両立は多くの人にとって大きな課題です。どうしても時間が取れない場合は、「お金で時間を買う」という選択肢も検討してみてください。例えば、招待状の宛名書きをプロに依頼したり、プロフィールムービーを自作せずに業者に頼んだりすることで、負担を大幅に減らすことができます。すべてを自分たちでやろうとせず、外部のサービスを上手に活用するのも賢い方法です。

また、プランナーに事情を話し、打ち合わせの回数を減らしてオンラインで対応してもらうなど、柔軟な調整をお願いするのも良いでしょう。

妊娠中で体調が優れない場合のスケジュール調整は?

マタニティウェディングの場合、何よりも優先すべきは母子の健康です。つわりや体調の変化で思うように動けない日があるのは当然ですので、決して無理はしないでください。プランナーに妊娠中であることを早めに伝え、体調に合わせて打ち合わせをオンラインに切り替えてもらったり、試着の回数を最小限にしたりするなど、柔軟な対応をお願いしましょう。

また、パートナーが積極的に動くことで、花嫁の負担を減らすことが何よりのサポートになります。赤ちゃんと一緒に迎える結婚式を楽しみに、ゆったりとした気持ちで進めていきましょう。

まとめ | 結婚式までのスケジュールを把握して素敵な一日を

ここまで、結婚式までのスケジュールと準備のポイントについて解説してきました。やることが多くて最初は圧倒されてしまうかもしれませんが、全体の流れを把握し、一つひとつ着実に進めていけば、必ず素敵な結婚式を迎えることができます。最後に、今回の記事の要点を振り返っておきましょう。

結婚式準備は、単なる作業の時間ではなく、ふたりで一つの大きなプロジェクトを成し遂げるための大切なプロセスです。時には意見がぶつかることもあるかもしれませんが、それもまた、夫婦としての絆を深めるためのステップになります。完璧を目指しすぎて疲れてしまうよりも、多少のハプニングさえも楽しむくらいの気持ちで取り組むことが、最高の一日を作る秘訣です。

スケジュール通りにいかないことがあっても、焦る必要はありません。プランナーやパートナーと協力すれば、必ず解決策は見つかります。準備期間も含めて「結婚式の素敵な思い出」になるよう、ふたりらしいペースで、笑顔で当日を迎えられることを心から応援しています。