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食事会付きフォトウェディングとは?費用相場や魅力・メリットを解説

「写真だけでは物足りないけれど、披露宴ほど大がかりにはしたくない」「親しい家族や友人と美味しい料理を囲みながら想い出を残したい」そんな悩みを抱えるカップルに注目されているのが食事会付きのフォトウェディングです。

今回の記事では、費用相場やスケジュール、ゲストへのおもてなし方法まで解説していきます。さらに、マタニティ期の花嫁でも安心して臨めるポイントや少人数でも映える会場の選び方も紹介します。

コロナ禍以降高まる少人数婚のニーズに応える最新トレンドも押さえているので、情報収集から式当日までの不安を一気に解消できます。まずは基本を押さえ、理想の一日をイメージしましょう。


目次

食事会付きフォトウェディングとは?基本スタイルを解説

フォトウェディング 食事会プランは「挙式はしないが感謝の場は設けたい」「海外挙式後に国内でもお披露目したい」といった声に応える形で誕生しました。撮影はスタジオ・ロケーションいずれも選べ、食事会はレストラン貸切やホテルの個室などカスタマイズ性が高いのも魅力です。

ここでは、従来の挙式・披露宴との違い、準備期間、当日の雰囲気をまとめて理解できるように解説します。

フォトウェディングと食事会を組み合わせる背景

撮影だけではゲストと過ごす時間が短く、披露宴では費用・準備負担が大きい―― こうしたギャップを埋める選択肢として近年ニーズが拡大しました。

コロナ禍以降に加速したリモートワークやライフスタイルの変化も、 「必要なものだけにコストをかける」という考え方を後押ししています。

どんなカップルに向いている?チェックリスト

以下に当てはまるカップルは、食事会付きのフォトウェディングと相性が良いです。

  • 親族中心で温かい時間を過ごしたい
  • 総費用を300万円以内に抑えたい
  • お腹の赤ちゃんや小さなお子さま同伴でゆったり進行したい
  • 結婚式準備にかける時間があまり取れない

2つ以上当てはまる場合、写真と食事を一日にまとめるプランが最適です。 ただしゲスト数が40名を超えると披露宴との費用差が縮まるため、人数規模の確認が重要になります。

食事会付きフォトウェディングの魅力・メリット

ここからは、フォトウェディング 食事会が評価される「費用対効果」「ゲスト体験」「運営しやすさ」の三つを中心に、プラン選びの決め手となるポイントを解説していきます。

ゲストとの距離が近いアットホームなひととき

参加者が10〜30名程度に収まるため、新郎新婦が一人ひとりと言葉を交わす時間を確保できます。 写真撮影中も食事会中も同じ空間で笑顔を共有できるため、家族の一体感が高まります。

披露宴よりコストを抑えられる

衣装は新郎新婦各1着、料理はコースまたはビュッフェ形式が主流で、 披露宴平均費用(約350万円)と比べると40〜60%削減できるケースも。 浮いた予算をアルバムやロケーション撮影に充て、写真クオリティを高めるカップルも増えています。

フォトだけでは味わえない“おもてなし”体験

写真撮影に加え、ケーキ入刀や両親への花束贈呈など披露宴で人気の演出をプラスできます。 ゲストに感謝を直接伝えることで、フォトウェディング単体より満足度が高まります。

食事会付きフォトウェディングの費用相場と内訳の目安

まず費用面を把握しましょう。関東・関西の主要スタジオとレストランを調査した平均値によると、フォトウェディング 食事会の総額は100万〜200万円がボリュームゾーンです。ロケーション撮影の有無や料理ランク、オプション追加によって変動するため、内訳を知ったうえで優先順位を決めることが重要です。

撮影料・衣装・ヘアメイク

撮影料はスタジオ撮影で8万〜15万円、ロケーション撮影を含むと15万〜25万円が中心価格帯です。 衣装レンタルはドレス・タキシード各1着で10万〜25万円、ヘアメイクは3万〜5万円が相場です。

会場使用料と料理コース料金

会場使用料はレストラン貸切で5万〜15万円、ホテルの個室利用だと10万〜20万円が目安です。 料理はフレンチまたは和洋折衷コースが主流で、1名あたり1万5,000円前後から用意があります。 カジュアルなビュッフェ形式を選べば1万円前後で抑えやすく、ゲストの好みに合わせやすい点も魅力です。

追加オプション(アルバム・映像・送迎など)

オプションはこだわり度合いで大きく変動します。アルバムは8万〜15万円、 映像撮影・編集は15万〜30万円が一般的。送迎バスは距離により5万〜10万円が目安です。 近年はオンラインアルバムを利用し、コストを抑えつつ共有性を高めるケースも増加中です。

節約ポイントと賢い見積もりの取り方

  • 平日撮影割引やオフシーズン割を活用する
  • ドレスインナーやアクセサリーを持ち込みにする
  • アルバムをデータ納品に切り替えて後日自作する

こうした工夫で数十万円単位の節約が可能です。見積もりは3社以上比較し、総額と含まれるサービスを必ず確認しましょう。

当日のスケジュール例と事前準備

次に、半日コースと1日コースのタイムラインを具体的に確認し、準備段階から当日の流れまでを可視化します。

スケジュールをイメージしておくことで、ゲストへの案内や持ち物チェックなど細部の抜け漏れを防げます。

撮影〜食事会までの流れ(半日・1日コース)

半日コース(所要5〜6時間)
9:00 新婦ヘアメイク → 11:00 スタジオ撮影 → 12:30 食事会開始 → 15:00 お見送り

1日コース(所要8〜10時間)
8:00 ロケーション撮影 → 11:00 スタジオ撮影 → 13:00 休憩兼移動 → 15:00 食事会開始 → 18:00 終了

どちらのコースもゲスト到着時には撮影を終え、食事会に集中できる流れを組むとスムーズです。

招待状・ドレスフィッティングなど準備フロー

招待状の発送からドレスフィッティング、席次表作成まで、おおよそ3か月前から逆算して動くと余裕を保てます。撮影3か月前に会場とプランを確定し、2か月前に招待状を発送、1か月前にヘアメイクリハーサルを行う流れが王道です。

  • 3か月前:会場・フォトプラン契約、衣装リサーチ
  • 2か月前:招待状発送(デジタル招待状でコスト削減)、ドレス・タキシード採寸
  • 1か月前:ヘアメイクリハーサル、席次表作成
  • 1週間前:最終打合せ、精算
  • 前日:持ち物確認、早めの就寝で体調管理

特にマタニティの場合、体調の変化を考慮しリハーサルや衣装合わせを無理のないスケジュールに調整しましょう。

食事会付きフォトウェディングの会場選びのコツ

続いて、会場タイプごとの特徴を比較し、ゲスト層や撮影イメージに合わせた選び方を解説します。

チェックリストを用意したので見学前に確認しておくとスムーズです。

レストラン併設スタジオ

メリット:撮影と食事が同じ建物内で完結するため移動負担が少なく、天候リスクも低減。シェフと直接メニュー打合せができるので、オリジナル料理やオーダーケーキも依頼しやすい点が魅力です。
デメリット:設備は撮影専用スタジオより簡易的な場合があり、大人数対応が難しいケースも。人気シーズンの土日祝は予約が混み合うため、1年前から仮予約を入れると安心です。
収容人数の目安:10〜40名

ホテル・ゲストハウス

メリット:宿泊・更衣室・控室が充実しており、遠方ゲストや年配ゲストにも優しい環境です。ラグジュアリーなロビーやチャペルを背景に撮影できるほか、フローリストやコーディネーターが常駐しているため装飾もクオリティが高められます。
デメリット:パッケージ料金が高めで、オプションを追加すると総額が上がりやすい点が難点。シェア率の高い会場は別カップルと動線がかぶる可能性もあるため、事前に進行表をチェックしましょう。
収容人数の目安:20〜80名

古民家・ガーデンなどロケーション重視

メリット:四季折々の自然や歴史的建築を背景に撮影でき、写真映えが抜群。自由度の高いガーデン装飾やBBQスタイルの食事会など、オリジナリティを演出しやすい点でも人気です。
デメリット:雨天時の代替案が必須で、テントや室内スペースの確保に追加料金が発生する場合があります。最寄り駅から遠い会場は送迎バスの手配も忘れずに。電源や照明設備が不足するケースもあるので確認しましょう。
収容人数の目安:15〜50名

ゲストへのおもてなしアイデアと食事会演出

演出やメニューは多用しすぎると進行が慌ただしくなるため、2〜3個に絞るとゲストもリラックスして過ごせます。

ここからは、感謝が伝わる具体策を紹介します。

お祝いムービー上映・サプライズケーキ

開宴前に二人のヒストリームービーを上映すると、一体感が生まれます。 ケーキ入刀後に両親へファーストバイトをサプライズで行う演出も人気です。

アレルギー&マタニティ配慮メニュー

料理の事前アンケートでアレルギーを確認し、別皿対応を依頼しましょう。 妊婦ゲストにはノンカフェイン飲料や塩分控えめメニューを用意すると安心です。 子ども向けにはワンプレートにまとめたキッズメニューも喜ばれます。

食事会付きフォトウェディングのよくある質問

最後に、カップルから多く寄せられる疑問をQ&A形式でまとめます。

不安を一つずつ解消して、準備期間を前向きに楽しみましょう。

人数は何名までが適切?

多くの会場は10〜30名の少人数を想定して設計されています。30名を超えると歓談時間が短くなりやすいため、アットホームさを重視するなら25名前後が目安です。35名以上なら披露宴との違いと費用バランスを再確認しましょう。

服装・ドレスコードは?

ドレスコードはセミフォーマルが無難です。ネイビー・グレー・ベージュなど落ち着いた色味を推奨し、過度な露出や白系ドレスは避けてもらうと写真映えが良くなります。男性はダークスーツにネクタイ、女性はワンピースやパンツドレスが一般的です。

マタニティならではの注意点

撮影は妊娠5〜7か月がベスト。ドレスはウエストが調整できるAライン・エンパイアラインを選び、ヒールは3〜5cm以内の安定したものを推奨します。当日は椅子を常備し、食事は塩分控えめ&温かいメニュー中心にすると体調を崩しにくいです。

まとめ

食事会付きのフォトウェディングは、写真撮影と会食を一日で叶えたいカップルに最適なスタイルです。費用相場は100万〜200万円が中心で、披露宴に比べ大幅にコストを抑えながらゲストへの感謝も伝えられます。会場選びやスケジュール管理、アレルギー対応など準備のポイントを押さえれば、少人数でも心に残る結婚の記念日が実現できます。

まずは気になるプランの資料を取り寄せ、3社以上比較することから始めてみてはいかがでしょうか。