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海福雑貨 相模原駅徒歩12分

「これは何だろう?」でいっぱいの雑貨店

神奈川県相模原市、小田急小田原線小田急相模原駅もしくは小田急江ノ島線東林間駅から少し歩いたところに、不思議な雑貨店があるという。

東林間駅からの道を、歩きつつ考える。
そういえば「雑貨」って、何だろう?
不思議なもので「雑貨」という言葉は、はっきりとした輪郭を持たないというか、定義が難しい。
その「雑貨」の、何を指すのかよくわからない感じを象徴するかのように「海福雑貨(うみふくざっか」の外観は、よくわからないかわいらしさでいっぱいであった。

幸"福"なひと時を味わえる雑貨屋さんへ編スタート!!

海福雑貨

新しい印象の白い外壁にはオリエンタルな模様。でも前には壊れた木の車輪、古びたコーヒー樽


不思議でかわいい店内をご紹介

店内に入るとすぐ、たくさんのものが目に入る。

古いガラス瓶や

古いガラス瓶や

 
フェーヴ(小さな陶器製の置物)

高さ3cm程度なのに細かな作りのフェーヴ(小さな陶器製の置物)や

 
水中花

何だろう? と思ったら「水中花」とのこと。ここまで豊富に揃っているお店は少ないそう

取材時は「おしり展」という企画が開催されていたので、作家さんが作ったおしりモチーフのアイテムも並んでいた。


動物雑貨

動物のおしりって、丸みがあって隙だらけで、確かにかわいいかも

 
水彩色鉛筆で描かれた猫のおしり

水彩色鉛筆で優しく描かれた、ぽってりとした猫のおしり
これらを撮影している間に、電動ドライバーの音が聞こえたと思ったら……
新しい商品を掛ける場所が作られていた。


木製の雲形定規

この木製の雲形定規を掛けるために、棚にビスを打っていたのは……


「海福雑貨」の主・遠藤和海さん

ご紹介が遅れたが「海福雑貨」の主・遠藤和海さん


「海福雑貨」誕生のきっかけは?

もともとお母様が陶芸家で、作家やその作品が身近な存在だったという遠藤さん。
そういった一点ものの商品を扱うお店として、2007年に「海福雑貨」はオープンした。

入口右側の壁

入口右側の壁。「想像力は知識よりも大切」との言葉と蜂が「ただの可愛いお店ではない」と物語っているよう


鍵

オープンから約1年後に、古物商許可を取得。これらの鍵のような古い商品も扱えるようになった


手作りアクセサリー

普段使いにぴったりな、作家さんの手作りアクセサリー


手作りアクセサリー

ファンタジーに出てきそうなこちらも、作家さんの手作り


デッドストックのガラスペン

これらはデッドストックのガラスペン

さて、ここまで見て、筆者の「海福雑貨」に対する感想は「珍しいものが多い、ヴィンテージ趣味のおしゃれ雑貨店」であった。
ちょっと家に置きたくなるような、かわいいものが並んでいる印象だったのだ。

しかし、この印象は上の写真を撮った数分後に大きく変わることになる。


カオスな異空間、週末のみオープンの「海福雑貨分室」へ

海福雑貨には「分室」が存在する。金・土・日だけオープンするというそのお店も覗かせていただいた。

階段

お店を出て、右側の階段を上ると……


分室入口

思いっきりアパートの面影を残した「分室」が(ひとつ奥の扉はSTAFFONLYの入口)
こちらの「分室」は1階よりも「珍しい」「変わった」商品に囲まれている印象だ。
なんとなく訪れるよりも、お目当ての商品がある人向けかもしれないが、古いものに触れることができるので面白い。


ドライフラワー

吊るされたドライフラワーと理科の器具って、合わさると怪しげな雰囲気


19世紀のアルバム

これがお店で最古の商品、19世紀のアルバムだ
美しいアルバムの中は、写真で埋まっていた。名も知れぬ異国の人の普通の写真を、印刷物ではなく、
現像された写真そのままの姿で見るというのは、不思議な体験である。


真鍮製のモチーフ

小物作りに使えそうな真鍮製のモチーフは、現代の手芸店などで見かけるものよりも大きめ


検眼セット

検眼セットまである(レンズはバラ売り)
実際に購入するものはヴィンテージまでだが、アンティークも好きな筆者。
個人的に、取材でなかったらその場で購入していたであろうものが、こちらの……


100年前のナショジオ

1916年7月! 100年前のナショジオだ!

こんなにも古い雑誌が、ここまで状態が良いことに驚く。しかも「海福雑貨」ではそれに触れることができる。
中身も見せていただいたが、掲載されている写真や広告の楽しさは100年後の現在でも変わらない。

「海福雑貨」は今後どんなお店になっていくのかと尋ねた筆者に、遠藤さんはこれからも古いもの、珍しいもの、 面白いものに囲まれたお店にしていきたいと答えてくださった。

どこを見ても、たくさんのものが目に入る。そしてその多くが、ほかのお店では見たことがないものだ。
この不思議で素敵でカオスなお店は、さらに面白くごちゃごちゃしてくるのだろうか。


検眼セット

蝶の羽で作られた蝶画に標本、顕微鏡……もはや何が何だか

相模原市の住宅地にある「海福雑貨」。日常を彩る非日常がたくさん並ぶ、不思議なお店だった。


おまけ

店外にて、トイカメラで撮影。

トイカメラで撮影した店外


トイカメラで撮影した店外

撮影カメラ:VQ1005(その他の写真はDSC-HX1)


今回のお店
【海福雑貨】
住所:252-0311 神奈川県相模原市南区東林間3-18-3 1F
アクセス:小田急小田原線小田急相模原駅から徒歩12分
小田急江ノ島線東林間駅から徒歩15分 営業時間:11:00~18:00
営業日:木~月

【海福雑貨分室】
住所:252-0311 神奈川県相模原市南区東林間3-18-3 202号室
営業時間:12:00~17:00
営業日:金・土・日

海福雑貨店舗ページ

まちめぐ情報

まちめぐ   2016年3月オープン   Japan

Email:info@machi-meguri.com

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