秋田県秋田市にある「cafe赤居文庫-本と珈琲とインクの匂い-」2019年に秋田市にオープンした文庫カフェ。青山文庫(仙台市)黒澤文庫(東京都日本橋)と姉妹店です。
今回は、図書館とカフェを融合した空間で珈琲やお酒を飲みながら本が読めるcafe赤居文庫を紹介します。
残されてきた古くてやさしい面影
秋田駅から徒歩6分。秋田の台所「市民市場」の隣にcafe赤居文庫はあります。
金物屋が入っていた建物を当時の面影を残しつつリノベーションした外観は、どこか懐かしいけど新しい外観が地域に馴染んでいます。
店内から街の雑音や通行人を視界に入れないため外からは、お店の中はほとんど見えません。1階がcafe赤居文庫で2階が「カリモク60」家具と雑貨の店が入ってます。
スパイダーマンがお出迎え?!
建物の壁にスパイダーマンがよじ登っていたらそこがcafe赤居文庫!
ナマハゲでもなく秋田犬でもなく、まさかのスパイダーマンがお出迎えをしてくれます。吹き出しは「カリモク60」の看板になっていてオーナーのユニークな遊び心も素敵です。
レトロな手書き看板の横の扉が入り口
店頭には手書きの看板が!すでに入り口から雰囲気があってワクワクします。
入り口の扉は昭和レトロな引き戸。
ほっこり懐かしい気持ちで店内へ!
本と珈琲と古道具に囲まれて過ごす贅沢な時間
扉を開けると木の温もりとセピア色の店内が広がり、数人がけの席と窓際のカウンター席があります。店内に流れるクラシックが更に空間を落ち着かせます。
カウンター席にはコンセントが付いているので1人でも気軽に入れ、パソコンを広げて集中して仕事をしたい時や、学生さんは学校のレポートを仕上げたい時などにも良さそう!
壁には古時計がたくさん飾られていて、ちょうどお昼のランチタイムにおじゃましましたが12時に「ボ〜ン・ボ〜ン・ボ〜ン・」と鳴り響きました。このデジタル時代に、古時計を体感できるなんて感激でした。
選び抜かれた古道具
入り口入ってすぐの所にレトロなロッカーや椅子、たくさんの古道具が並んでいます。
さっきまで誰かいた?と感じてしまうような演出。
約1,000冊の本に囲まれて珈琲を味わう
赤居文庫にはコーナーごとにテーマを決めて本を置いてます。
図書館とカフェを融合させたような雰囲気のお店なので、ついつい長居してしまいそう。
これまで出会わなかった本を手に取ってみるのもいいですね。
カウンターに配置された本。
どこに座っても手を伸ばすと本に触れることができます。
本の貸し出しも行っています。
2週間程度で一冊につき50円。
こちら全額、読み書きできない、本を読んでくれる人がいない子供たちへボランティア団体を通じて寄付しています。気軽に本が借りられて、さらに寄付ができるなんて素敵な取り組みですね。
手書きのイラストメニューには食材成分が詳細に書かれている
赤居文庫のメニューには、使用する材料が細かく掲載されているので食物アレルギーがある方も安心してオーダーできます。また、どうしても避けたい食物があれば店員さんに相談できます。
メニューは、オーブン料理をはじめ、ガレットやパン、シフォンケーキなどスイーツも人気。オーダーメイドホールケーキも好評。イベントや結婚式の二次会など貸切もできますよ。
ほっこりやさしい濃厚味のチーズスパゲティー
今回はランチに、オーブン料理の煮込みスパゲッティをいただきました!
もっちもちのスパゲッティにトロトロのチーズが絡んでいて最高に美味しかったです。
(ランチ:1350円(ドリンク付))
食後の珈琲は、こだわりの豆を挽いた極上の一杯
赤居文庫の珈琲は、注文を受けてから丁寧に時間をかけて作るので最高の一杯が運ばれてきます。中でも赤居文庫のスペシャルブレンドは朝昼夜3種の異なる珈琲が提供されます!
朝はスッキリ、昼は香り高く、夜は1日がんばった自分へのご褒美に濃いめの一杯など。たしかに1日を通してその時の気分で薄め、濃いめ違った味わいを好む時ありますよね。
珈琲一杯のおもてなしが素晴らしいです。
珈琲ミルも貸し出してくれて自分で豆を挽くこともできますよ。
珈琲は香り豊かで甘味、酸味、苦味のバランスが良く美味しかったです。
珈琲カップが大きめで、たっぷり飲めるのは嬉しい。
赤居文庫のスペシャルブレンドは通販もしています
あるタレントさんがテレビで、「撮影で秋田を訪れた時、休憩で入ったのが赤居文庫。珈琲の味が忘れられず通販している」と語っていました。全国にファンが多い赤居文庫スペシャルブレンドをご自宅で是非、試してみてください。
お酒を片手に読書時間
赤居文庫は「夜カフェ」も人気で夜21時まで営業してます。
お酒の種類が豊富でお酒を飲みながら、ひとり静かに読書や手帳を広げたり、静かな場所で友人と語り合いたい人におすすめ。
観光や出張で秋田を訪れる方は、にぎやかなお店で郷土料理を味わった後に、赤居文庫で静かに飲み直すのもいいですね。もちろん夜だけではなく、日中からお酒を片手に読書という非日常も楽しめます。
オシャレで笑顔が素敵なツナギ制服の店員さんたち
店員さんのツナギの制服がとてもオシャレで思わず「写真撮ってもいいですか」と声をかけてしまい、ランチタイムの忙しい時間にもかかわらず笑顔で対応してくれました。
オーダーや食事、珈琲をもってきてくれるタイミングが絶妙のうえ、こちらが視線を送るとさりげなく近くに来てくれるなど、ほどよい距離感を保ってくれます。
こだわりと心遣いに溢れているcafe赤居文庫
さりげない心遣いと、こだわりの珈琲や古道具が散りばめられた店内で本に囲まれながら過ごせるcafe赤居文庫
お会計を席でしてくれたり、帰りは扉を開けて丁寧なお見送りもしてくれます。帰り道も、ほっこり気分は続きます。
モノとヒトが作り出す贅沢な時間を過ごせました!
秋田を訪れた際は、ひと休みに立ち寄ってみてくださいね。
cafe赤居文庫店舗情報
店舗名 | Cafe 赤居文庫 -本と珈琲とインクの匂い- |
住所 | 〒010-0001 秋田県秋田市中通4-6-16 M’s Birudjingu, 1F |
営業時間 | 月〜土曜日:11:00~21:00 日・祝日:8:00~21:00 (グットモーニング 8:00~11:00) |
電話 | 018-801-5001 |
WEB | https://green-coffee-farm.com/akaibunko/ |
@cafe_akaibunko | |
@akaibunko | |
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この記事を書いた人
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2020年に東京から地元秋田に戻りフリーランスで活動中。
カフェでまったり過ごしたり、カメラ散歩、温泉が好きです。趣味は推しの長谷部誠選手のゲーム視聴と情報収集!暮らし、働き方、秋田を中心に東北の地域情報を発信中。