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沖縄アリーナは今や沖縄の観光地?!『バスケットボールの聖地』の魅力

沖縄アリーナは今や沖縄の観光地?!『バスケットボールの聖地』の魅力

沖縄アリーナは沖縄市に位置し、多くのバスケットボールファンから『バスケットボールの聖地』と呼ばれています。最新のテクノロジーと快適な環境を誇るこの施設は、スポーツとエンターテインメントの新たな拠点です。Bリーグに所属する琉球ゴールデンキングスのホームアリーナとしても知られ、試合の日には県内外から多くのファンが訪れます。今や沖縄の観光地の一つと言っても過言ではありません。

本記事では、沖縄アリーナの魅力をご紹介します。

沖縄アリーナとは?

沖縄アリーナの外観

沖縄アリーナは、沖縄県沖縄市のコザ運動公園に2021年に建てられた施設です。このアリーナは、バスケットボールの試合だけでなく、バレーボールや格闘技などのプロスポーツのイベントや、音楽ライブ、展示会など多用途に利用できます。約1万人を収容できる大規模な施設です。

沖縄県には米軍基地がある影響で、バスケットボールは人気のスポーツとなっています。その中でも「琉球ゴールデンキングス」というバスケットボールチームは、沖縄県民が一体となって応援している人気のチームです。

沖縄アリーナの最先端の設備と快適な環境

沖縄アリーナでの試合の模様

沖縄アリーナには、アメリカのNBAのアリーナを彷彿させるような設備が備わっています。

初めてアリーナ内に入った瞬間、大きなビジョンに圧倒されてしまいました。

そして、最先端のエンターテイメントや沖縄ならではの独特の演出を体感することができます。

ここからは沖縄アリーナの設備や環境などを紹介していきます。

質の高いエンターテイメント

沖縄アリーナには、最新の映像や照明設備が整っており、高品質なエンターテイメントを楽しむことができます。天井から吊り下げられた大きなビジョンや、アリーナ内を一周するビジョン、ゲートの上部にもビジョンが設置されており、これらのビジョンが連動して演出を盛り上げます。

特に、試合前のスターティングメンバー発表時の映像と照明の演出は、Bリーグでもトップクラスのクオリティです。試合中には、沖縄ならではの演出やBGMを楽しむことができ、会場の一体感や臨場感を体験できます。

どこに座っても見やすい座席

沖縄アリーナの風景

沖縄アリーナの座席は4階まであり、アリーナ全体がすり鉢状に設計されているため、どの階の座席からでもコートが見やすい構造となっています。4階の座席からは全体を見渡すことができ、1階や2階のコート近くの座席では選手の声や迫力あるプレーを間近で楽しむことができます。

また、アリーナの座席は可動式になっているため、イベントに応じてレイアウトを調整することが可能です。さらに、スイートルームやラウンジもあり、団体利用や特別なイベントに活用することができます。中には、アリーナで結婚式を行う方も!

ファミリー層のお出かけでも安心

沖縄アリーナには、イベントの見やすさだけでなく、子どもから大人まで快適に安心して過ごせる環境が整えられています。

アリーナのコンコースにはファミリーエリアがあり、キッズルームでは子どもたちが試合前に遊ぶことができます。また、授乳室やおむつ替えスペースもあるため、お子様連れでも安心して来場できます。

さらに、イベント時に問題となるトイレについても改善が図られています。館内のモニターで各トイレの混雑状況をリアルタイムで確認することが可能です。

琉球ゴールデンキングスのホームアリーナ

沖縄アリーナの試合風景

バスケットボールのシーズン(10月〜5月)は主に琉球ゴールデンキングスのホームアリーナとして試合が開催されています。毎試合チケットはほぼ完売状態となり、昨シーズン(23−24シーズン)ではチーム主管ゲーム最多入場者数が8,600人を超えました。県外からはビジターチームの応援だけでなく、観光で来た際にアリーナへ観戦に来る方も。


沖縄アリーナでの琉球ゴールデンキングスの試合

また、1月にはBリーグのオールスターゲームが沖縄で開催され、沖縄全体が盛り上がっていました。アリーナ周辺のコザ運動公園内でもオールスターのイベントが開催されていました。

ここからは、沖縄でアリーナでバスケットボールを観戦する際の注意事項やアクセス方法、試合の魅力について紹介します。

観戦する際の注意事項

沖縄アリーナの売店

Bリーグの試合のチケットは、Bリーグ公式サイトやアプリから購入できます。この際、無料の会員登録が必要です。座席選択も可能なのでとても便利です。ただし、チケットは紙ではなくQRコードとなります。複数枚購入する場合、受け取る側もBリーグの会員登録をする必要があります。

また、アリーナ内への飲食の持ち込みは原則禁止となっており、飲食物はアリーナ内のショップでの購入が可能です。オリオンビールやからあげ(キンから)、ポテト(キンポテ)など、アリーナでしか楽しめないメニューが数多くあるのですが、個人的にはからあげ(キンから)がビールのつまみにあって最高です!

ちなみに、アリーナ内のショップや飲食店は完全キャッシュレスで対応しています。また、再入場は不可となっていますのでご注意ください。

イベント開催時は無料シャトルバスでアリーナ

試合の日には、アリーナ周辺に駐車場がありません。アリーナに行くには、公共交通機関を利用するか、無料のシャトルバスを利用してください。シャトルバスは試合開始の2時間30分前から運行しています。シャトルバスの発着場所は、コザ地区のミュージックタウンやBCコザ、イオンモール沖縄ライカムなどです。ただし、試合日により発着場所が変更になることがありますので、公式SNSやHPで確認しましょう。

響き渡るブースターの大声援

沖縄アリーナでの観戦風景

沖縄アリーナでの琉球ゴールデンキングスのファン(ブースター)の声援は非常に大きく、ビジターチームにとっては完全なアウェイの雰囲気になります。オフェンス時には「GO、GO、キングス!」と掛け声が響き、ディフェンス時には「ディーフェンス!」という声援がアリーナ中に広がります。ビジターチームがフリースローを打つ際には、手拍子や指笛などで相手チームにプレッシャーをかけます。スリーポイントシュートや好プレー、逆転したりすると、大歓声が響き渡り、ビジターチームの応援がかき消されてしまうこともあります。

沖縄アリーナに来るファンは、まるでチームの一員のように選手を力強く後押ししています。

日本中を歓喜の渦に沸かせたワールドカップの開催

沖縄アリーナで行われたFIBAバスケットボールワールドカップ

2023年の8月〜9月にFIBAバスケットボールワールドカップが開催されました。今大会は日本、フィリピン、インドネシアの共催でした。(決勝などのメイン会場はフィリピン)

その中で予選ラウンドが沖縄で行われたため、実際に現地で観戦された方や、リアルタイムでテレビやネット配信で観戦された方も多いと思います。

日本代表だけでなくオーストラリアやドイツ、スロベニアなどの強豪国も来日し大きな注目を集めていました。

FIBAワールドカップ2023の予選が沖縄アリーナで開催

沖縄アリーナで行われたパブリックビューイングの様子

ワールドカップの予選ラウンドは、1グループ4チームの総当たり戦となっており、上位2チームが2次ラウンドに進出します。2次ラウンドの上位2チームが決勝ラウンドに進出します。予選ラウンド下位2チームは順位決定戦を行います。

沖縄ラウンドでは、予選ラウンドと2次ラウンドが開催。

開催期間中は、沖縄アリーナだけでなく沖縄県全体がバスケ一色となっており、那覇市では特設ブースが設けられたり、パブリックビューイングが行われていました。

日本代表が勝ち取ったパリ五輪

このワールドカップはパリ五輪の出場権をかけた大会で、出場しているアジアのチームの中で最高順位のチームのみ出場権を獲得します。日本代表の試合は、沖縄アリーナで5試合行われました。予選ラウンドでは敗退してしまいましたが、第2戦のフィンランド戦では大逆転勝利を収めました。その後、順位決定戦に回り、2戦2勝して全体順位19位で大会を終えました。

この順位はアジア圏内で出場していたチームの中では最高順位であり、日本は自力でパリ五輪の出場権を獲得しました。

特に最終戦のカーボベルデとの試合は、勝てば五輪出場が決まる重要な試合だったため、試合が終わり勝利が決まった瞬間は日本中が歓喜に湧きました。

私はテレビで見ていましたが、試合終了後の選手や観客の涙、会場内に流れていた10-FEETの「第ゼロ感」をみんなで歌っていた光景は忘れられません。この大会を通じて、沖縄アリーナはバスケットボール日本代表の歴史の1ページに刻まれました。

日本戦以外の試合でも大盛り上がり

沖縄アリーナでの試合風景

日本戦以外の試合でも、沖縄アリーナには多くの人々が来場しており、とても盛り上がっていました。各国のバスケットボールファンの声援が響き渡り、国旗を掲げている人もいました。アリウープやダンクシュートなどのスーパープレーが出ると大歓声が上がりました。プレーの合間やクォーターの間には、ビジョンを活用して面白い演出が行われ、BGMも盛り上がる曲が流れてBリーグとは違う雰囲気を楽しめました。

私は予選ラウンドのジョージア対カーボベルデの試合を現地で観戦し、特設会場ではドイツ対オーストラリアの試合をパブリックビューイングで観戦しました!

『バスケットボールの聖地』沖縄アリーナで非日常体験を!

沖縄アリーナは、バスケットボールの歴史が詰まっていることから、バスケットボールファンの間では『バスケットボールの聖地』と呼ばれています。ワールドカップの開催やパリ五輪の出場権獲得、Bリーグオールスターの開催など、日本のバスケットボール界の歴史が刻まれてきました。これからも数多くの歴史的瞬間がここで生まれることでしょう。

バスケットボールの試合がない日でも、アーティストのライブやさまざまなイベントが開催されており、1階のグッズショップやカフェでも楽しむことができます。沖縄を観光する際は、ぜひ沖縄アリーナを訪れ、非日常を体験してみてください。

沖縄アリーナ情報


スタジアム名沖縄アリーナ
住所〒904-0034 沖縄県沖縄市山内1丁目16-1
アクセス那覇空港から高速バス 約40分
└『沖縄南IC』で下車し徒歩約8分
那覇空港から路線バス 約60分
└『沖縄市運動公園前』で下車し徒歩約10分
旭橋・那覇バスターミナルから路線バス 約75分
└『第五ゲート』で下車し徒歩約7分
公式サイトhttps://okinawa-arena.jp
instagram@okinawa_arena
クラブ公式サイトhttps://goldenkings.jp
instagram@ryukyugoldenkings
X(旧twitter)@RyukyuKings
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執筆者プロフィール

あぎお
あぎおライター
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