
ラグビーを観たことはありますか?「ルーティン」で話題になった五郎丸歩選手や、初めて日本で開催された2019年のW杯など、度々話題にはなるものの、ルールが複雑な印象が強く、スタジアムで観戦をしたことがある方は少ないかもしれません。
しかし、ラグビーは実はルールを熟知せずとも、ハードなトレーニングを積んだ選手たちが身体と頭をフルに使って迫力満点でドラマティックな試合を見せてくれる、誰もが熱くなれるスポーツです。今回はそんなラグビーの魅力を紹介するとともに、ぜひ観戦してみたいなと思ってくださった方々(特に東海圏在住の方々)が足を運べる、愛知県豊田市を拠点に活動するトヨタヴェルブリッツをご紹介します。

トヨタヴェルブリッツについて

トヨタヴェルブリッツ(以下、トヨタV)は、ラグビーの国内最高峰のリーグであるジャパンラグビーリーグワン、その中でも最もレベルの高いDivision1に所属するラグビーチームです。ヴェルブリッツとは、チームカラーである緑「VERDE(イタリア語)」と稲妻や力強さを意味する「BLITZ(ドイツ語)」を組み合わせたもので、チームロゴには雷神のシルエットや稲妻が描かれ、スタジアムでも雷鳴の演出が多く使用されています。
ホームゲームは主に「豊田スタジアム」と「パロマ瑞穂ラグビー場」で開催されており、「パロマ瑞穂ラグビー場」が2026年3月まで改修工事中のため、現在は「岐阜メモリアルセンター長良川」での開催も多くなっています。日本代表でもキャプテンを務める姫野和樹選手や、2024年の世界最優秀選手に選ばれた南アフリカ代表のピーター・ステュフ・デュトイ選手、最強集団オールブラックスことニュージーランド代表キャップを125も持つアーロン・スミス選手など、タレント揃いなチームです。
ラグビーについて
ここではラグビーにあまりなじみがない方でもラグビー観戦が楽しくなる競技のおすすめポイントを、トヨタVの豆知識とともにご紹介します。
魅力1:重さ(スクラム)

ラグビーの迫力の一つ目は、スクラム!各チーム8人のパワー自慢の大柄な選手たちが低い体勢で全力で押し合います。スクラムを組む前の選手たちの気合の入った声、身体がぶつかる音などはもちろん、絶妙なバランスで均衡を保っていたかと思えば、一気に崩れたり押されたり、スクラムの魅力はスタジアムで観てこそ感じられます。タイミングや絶妙な押し引きなど、スクラムの中では頭脳と身体を駆使した熱い戦いが繰り広げられているようですが、細かいことは置いておいて、まずはその迫力やパワーを楽しみましょう!
*ヴェルブリッツ豆知識*
2024-2025シーズンのトヨタVの試合で、先発15人のうちスクラムを組む8人の合計体重の最重量はなんと911kg(静岡ブルーレヴズ(以下、静岡BR)戦)!ただ、単純に重ければ良いというわけではないのがスクラムの面白いところで、静岡BRの総体重はトヨタVよりもはるかに軽い878kgでしたが、スクラムが武器の静岡BRはゲームを通してスクラムを優勢に組み、試合も静岡BRが見事勝利しました。
魅力2:高さ(ラインアウト)

ラグビーの迫力の二つ目は、ラインアウト!ボールが外に出た際、試合を再開させるために、両チーム5メートルの間隔をとって並びあい、その真ん中にボールを投げ入れるプレーです。相手にボールを取られてしまわないように、タイミングをずらして相手を翻弄したり、キャッチする人を下から持ち上げて相手よりも高い位置でボールを取ろうとするのですが、ただでさえ背の高い選手がこれまた背の高い選手を持ち上げた時の高さは優に3メートルを超えるので、スタンドで観戦していても選手が目の前まで上がってきて迫力満点、シャッターチャンスです!
*ヴェルブリッツ豆知識*
2024-2025年シーズンのトヨタVの最高身長選手はリッチー・グレイ選手で、なんと208cm!遠くから見ても圧倒的な背の高さが目を引きます。世界ランキング7位(2025年6月11日現在)のスコットランド代表キャップを79も所有する大ベテランで、その経験と恵まれた身長で大活躍しました。
魅力3:速さ(ウイング)
スクラムやパワー勝負が魅力のラグビーですが、その試合を一気に勢いと瞬間の駆け引き勝負に変えるのが、「ウイング」というポジションです。自陣から一気に抜け出してトライを取ったり、ジャンプしながらトライゾーンに飛び込んだりして、その名の通り翼のごとく派手なプレーで攻撃の要となります。
*ヴェルブリッツ豆知識*
ラグビーは背番号がポジションと紐づいていますが、世界に誇る自動車メーカートヨタのラグビーチームは、なんとポジションのイメージに合わせたトヨタ社の車種が割り当てられています。例えばチームの中でも特に大柄で力持ち、守備に攻撃にハードワークが求められるチームの大黒柱であるナンバーエイトというポジションは、力強く頼もしいHILUXが割り当てられています。それでは、速さが売りの切り込み隊長ウイング(チームに2名)のイメージ車種は何でしょうか・・・?正解は、ハチロク(GE86)とスープラ(GR Supra)でした!トヨタ自動車ならではの粋なこだわりを、ラグビー観戦の楽しみにしてみてはいかがでしょうか!他のポジションの特徴と車種が気になる方はこちらをチェック!
魅力4:多様性

ラグビー選手に向いている人は、誰だと思いますか?正解は、全員です!大きい人も、小さい人も、日本人も、外国人もごちゃ混ぜでひとつのチームになるのもまたラグビーの魅力です。どんな選手でも活躍できる場面が必ずあり、小さい選手が大きい選手を倒したり、普段はタックルをして犠牲になることが多い大柄な重い選手が抜け出して走り出したりした時の会場のどよめきや興奮には、思わず胸が熱くなります。
*ヴェルブリッツ豆知識*
ヴェルブリッツに所属する選手でもっとも大きい(身長・体重ともに)選手はすでに紹介をしましたが、もっとも身長が低いのは168cmの福澤慎太郎選手、もっとも体重が軽い選手は76kgの梁正秋選手で、それぞれ最も大きい選手と身長は40cm、体重は52kgも差があります。また、2024-2025シーズン所属の選手56名のうち、海外にルーツを持つ選手は20名以上います。見た目も言語も異なる選手たちが気持ちを一つに試合に組む円陣は現地観戦でぜひ注目してほしいポイントです。
魅力5:ドラマ性
実はラグビーはとてもドラマ性のあるスポーツで、その要因の一つに点数の入り方があると思います。トライを取るとまず5点、その後に蹴るコンバージョンキックで2点追加されるので、1トライで最大7点獲得できます。また、相手チームの反則でペナルティをもらうとキックを蹴って3点取ることができます。つまり、10点差くらいなら同点・逆転することが十分に可能なのです。さらに、試合終了は後半40分ですが、時間を過ぎてからもプレーが途切れるまで試合を続けることができます。なので、試合終了のホイッスルが鳴ってからでも逆転勝利が可能で、点数をリードしているチームも、追っているチームも最後まで力をふり絞って必死の試合を見せてくれます。
*ヴェルブリッツ豆知識*
2023-2024シーズンのトヨタVと東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)では、なんと試合終了1分前にトヨタVが逆転をし、さらにそのあと後半45分にまた逆転をされるというジェットコースターのような試合がありました。またトヨタV以外でも、リーグワンのチームの実力が拮抗してきた2024-2025シーズンは後半40分を過ぎてから逆転した試合が5試合もあり、細かいことはわからなくても、その試合展開や選手たちの情熱に熱くなれる試合が盛りだくさんです。
まとめ:東海圏でラグビーを楽しむなら、トヨタヴェルブリッツ!

ラグビーとトヨタVの魅力は伝わったでしょうか?魅力や見所がたくさんあるラグビーですが、実は関東にリーグワン所属のチームが集中しており、最もレベルの高いDivision1に所属する東海地方を拠点とするチームは、愛知県のトヨタV、静岡県の静岡BR、三重県の三重ホンダヒートの3つしかありません。三重ホンダヒートは2026-2027シーズンより栃木へ移転が決まっており、いずれ東海圏を拠点としたチームは2チームのみになってしまいます。
東海圏でラグビーを楽しむ機会が限られてはしまいますが、トヨタVのホームゲームでは、移動販売も多数出店し、ラグビー体験や、ノンメンバーの選手たちと交流することができる「おもてなしヴェルちゃんず」というイベント、またスタジアムでしか購入できないがちゃがちゃなど、競技以外でもサポーターを楽しませてくれる仕掛けが満載で、ラグビーを楽しむ環境は完璧に整っています!
スタジアム内外で楽しめることは間違いないので、ラグビーに興味を持ってくださったらぜひ、トヨタヴェルブリッツの試合に足を運んでみてください!
トヨタヴェルブリッツ情報
スタジアム名 | 豊田スタジアム |
住所 | 〒471-0016 愛知県豊田市千石町7-2 |
電話番号 | 0565-87-5200 |
スタジアムサイト | https://www.toyota-stadium.co.jp |
チーム公式サイト | https://toyotatimes-sports.toyota/teams/verblitz/ |
@toyotaverblitz | |
X(旧twitter) | @toyotaverblitz |
Toyota Verblitz | |
YouTube | トヨタヴェルブリッツ 公式YouTubeチャンネル |
マップ |
執筆者プロフィール

- ライター
- 簡易プロフィール:2019年の日本開催ラグビーW杯からラグビーにはまり、気づけば早6年!国内リーグはもちろん、代表戦や海外リーグ、大学高校など、たくさんのラグビーを楽しく観戦しています。