池袋や目白エリアからほど近い「雑司が谷エリア」
繁華街がある池袋や、高級感あふれる目白とは、また少し違った優しさのある街「雑司が谷」
子宝・安産で有名な「雑司が谷鬼子母神堂」や「東京音楽大学」がある街でもあります。
今回は有名な二つの行事「鬼子母神御会式(おえしき)」と、雑司が谷大鳥神社の「酉の市」、そして雑司が谷の4つのオススメカフェをご紹介します。
- 雑司が谷鬼子母神「御会式」
- 雑司が谷大鳥神社「酉の市」
- 紅茶専門店「Chachat(シャシャ)」
- 北欧のとある森のクマのカフェ「ハチクマカフェ」
- アートと音楽 CAFE&MARCHE ソレカラ
- 倉庫をリノベーション「yurucafe(ユルカフェ)」
山手線内の散策、カフェめぐり目的に「雑司が谷」に行く際の参考になれば幸いです。
「鬼子母神御会式」は有名な伝統行事
雑司が谷エリアで最も有名な行事「鬼子母神御会式(きしもじんおえしき)」。
享和・文化文政の頃からとのことで、江戸時代から受け継がれている儀式です。
日蓮上人の忌日の関係で、10月16日から18日にかけて行われます。
街歩き番組で「雑司が谷」の街が取り上げられると、必ずこの「鬼子母神御会式」が紹介されます。
白い和紙の花が一面につけられた万灯を掲げて、団扇太鼓を叩きながら、雑司が谷の街を練り歩き「雑司が谷鬼子母神堂」にむかう行事です。
昔から伝わる独自性のある行事ということで、前々から気になっていましたが、ようやく足を運ぶことができました。
参道には露店がずらりとならんでいて、お子さんたちが金魚すくいなどを楽しんでいたり、わたあめなどを食べながら楽しんでいる姿が印象的でした。
閑静な雑司が谷の街だけに、この日は余計ににぎやかに感じられる特別な日になりますね。秋の風物詩といえます。
「雑司が谷鬼子母神堂」は、国の重要文化財にも指定されていて、境内には天然記念物に指定されている樹齢700年にもなる大公孫樹もあります。
また、鬼子母神は「安産・子育ての神」として親しまれています。
我が家もお世話になりましたが「戌の日」には、特にたくさんの妊婦さんが訪れるスポットです。
秋には七五三姿のお子さんたちの姿も見られます。
安産・子宝などのお守りの他、郷土玩具として知られる「すすきみみずく」も境内で販売されています。
なお、参道には「雑司が谷案内所」もあり、MAPなども用意されていますので、ご活用ください。
スポット名 | 雑司が谷鬼子母神堂 ※正しくは、鬼子母神堂の「鬼」の字は、1画目の点(ツノ)のない文字を用います。 |
住所 | 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-15-20 |
アクセス | 東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 1番出口より徒歩5分 東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前駅」下車 JR池袋駅東口より徒歩約15分 JR目白駅より徒歩約15分 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | なし |
電話番号 | 03ー3982ー8347 |
WEB | https://www.kishimojin.jp/ |
マップ |
雑司が谷大鳥神社の「酉の市」!商売繁盛・家内安全・疫病退散
日本各地の「酉」に関係している神社で開かれる「酉の市」
山手線内でも、雑司が谷エリアの「大鳥神社」でおこなわれるものはかなり有名です。「池袋酉の市」として知られています。
ビックカメラや池袋PARCO・西武池袋本店なども奉賛しているほどです。
2023年は11月11日・23日に開催されましたが、私は「一の酉」とよばれている11日に足を運びました。
こちらも、この季節の風物詩といえますね。
雑司が谷大鳥神社の「酉の市」では、開運純金純銀小判が大当たりするということで有名ですし、「酉の市特別御朱印」も用意されています。
ちなみに、純金の小判は、金の急激な高騰の関係で、本年より酉の市全体で1枚というルールになったようです。
そして、様々な大きさ、種類の「熊手」が販売されていました。
威勢の良い声と共に販売されているので、活気があって良いですし、ご利益もありそうですね。
この熊手、元々は「商売繁盛・家内安全」を願うものですが、コロナの影響で今は「疫病退散」も加わったと、境内で販売されていた方がおっしゃっていました。
ちなみに、大鳥神社には「雑司が谷七福神」の「恵比寿神」も祀られています。商売繁盛の神様ですので、ご商売をされている方は、あわせて参拝されるとよいでしょう。
先程ご紹介した「雑司が谷鬼子母神堂」には「大黒天神」が祀られていますが、比較的近くに残りの七福神が祀られています。
妊娠中のお散歩の一環で私自身もまわりましたが、風情を味わいながら雑司が谷エリアをより深く知ることができる為「雑司が谷七福神めぐり」はおすすめです。
スポット名 | 雑司が谷大鳥神社 |
住所 | 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-20-14 |
アクセス | 東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 1番出口より徒歩5分 東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前駅」下車 JR池袋駅東口より徒歩約15分 JR目白駅より徒歩約15分 |
定休日 | なし |
電話番号 | 03ー3971ー6034 |
大鳥神社 | |
マップ |
けやき並木入口の紅茶専門店「Chachat」
鬼子母神堂の参道の「けやき並木」入口にあり、トラのオブジェもあり独特な外観ともいえるおしゃれカフェ「Chachat(シャシャ)」
インテリアへのこだわりも感じられますし、異国情緒ある調度品もあれば、様々なジャンルの雑貨もおかれていて、まさに不思議空間!
ぬいぐるみなども多いのでお子さんも喜びますし、本も多いので読書目的で訪れる方もいらっしゃるようです。
紅茶専門店ということで紅茶がメインとはなっていますが、喫茶店でもありお食事処でもあるようで、スイーツやドリンク、お食事メニューが豊富です。
まさに和洋折衷、いろいろな感覚を味わえて、様々なシーンで利用できる楽しいカフェです。
なお、御会式の際は満席に近い状況で「御会式特別メニュー」も用意されていました。
店舗名 | Chachat(シャシャ) |
住所 | 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-16-1 2F |
アクセス | 東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 1番出口より徒歩2分 東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前駅」下車徒歩1分 |
営業時間 | 月水木金 11:30~20:00 土日祝 10:00~20:00 |
定休日 | 火曜日 |
電話番号 | 03-5396-2462 |
@chachat_zoshigaya | |
マップ |
北欧のとある森のクマのカフェ「はちくまカフェ」
「かわいいもの大好き!」という方に、ぜひ足を運んでもらいたいのが「はちくまカフェ」です。
外観からしてかわいすぎて目をひきますが、店内にはいたるところにかわいらしいクマが!
クマ好きにはたまらない空間です。
クマ型ライスで、かつ北欧をイメージしたミートボールのダルカレー「はちくまカレー」が人気のランチメニューの一つです。
「ハニーフレンチトースト(クマもなか付き)」「蜂蜜食べ比べヨーグルト」といった、「はちくまカフェ」ならではのメニューもあります。
種類豊富な「自家製蜂蜜ドリンク」と共に、召し上がってみてください。
小型犬であれば店内利用可能ですし、「人間1名様からご予約可」とのことです。
こんなにもかわいらしいカフェですが、Wi-Fiも利用できる点も嬉しいポイントの1つですね。
※2024年1月13日現在、雑司が谷の南池池袋店は閉店し池袋店のみ営業中。
店舗名 | はちくまカフェ |
住所 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-50-13 マガザン東池袋 1階 |
アクセス | 池袋駅各線 東口より徒歩約10分 |
営業時間 | 月〜金 11:30~20:00 土日祝 11:00~20:30 |
電話番号 | 03-5944-8924 |
@hachikumacafe | |
マップ |
CAFE&MARCHE ソレカラ
感性豊かで、アートや音楽も楽しめるカフェをおさがしの方に特におすすめしたいのが「CAFE&MARCHE ソレカラ」です。
作家さんの個展や作品展の場としても提供されています。素敵な作品に囲まれながら、素敵なひと時を過ごせます。
金曜日・土曜日には「アコースティックライブ」も開催されている為、様々な楽しみ方ができますね。
また、メニュとしては、エスプレッソメニューやハーバルティーなど、こだわりのドリンクが用意されていて、種類も豊富です。
食品や雑貨の販売なども行っています。
そして、気遣い上手なマスターとのおしゃべりも、楽しみの一つとなっています。
カフェの名前の由来、お気づきの方はいらっしゃいますか?
そう、夏目漱石の小説『それから』が由来となっています。
雑司が谷界隈に所縁がある夏目漱石ですが、「ソレカラ」からも近い「雑司が谷霊園」にお墓もあることで有名です。
店舗名 | CAFE&MARCHE ソレカラ |
住所 | 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3丁目16-2 |
アクセス | 東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 1番出口より徒歩2分 東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前駅」下車徒歩2分 |
営業時間 | 火曜日~金曜日:11:00~18:00 土曜日~日曜日:12:00~18:00 |
定休日 | 月曜日、第1・3火曜日 |
電話番号 | 070-3537-0335 |
WEB | https://www.cafe-sorekara.com/ |
@sorekara.cafe | |
カフェ・ソレカラ | |
X(旧twitter) | @sorekara_cafe |
マップ |
倉庫をリノベーションした「yurucafe」
鬼子母神西参道沿いのはずれにある「yurucafe(ユルカフェ)」
この地に移転して6年ほどになりますが、私自身は江戸川橋エリアにあった時代から通っていたお気に入りカフェです。
雑司が谷のユルカフェは「倉庫」をリノベーションした、落ち着いた雰囲気のカフェです。
カウンター席があり、ボトルも陳列されていて、壁に飾られたアートも素敵で、本棚も設置されています。
ちなみに、「バナナジュース」をいただくことが、私自身が足を運ぶ最大の目的となっています!
バナナの王様「甘熟王」と牛乳だけを使い、砂糖不使用のプレミアムバナナジュースです。バナナを熟している期間にカフェを訪れると、ほんのりバナナのおいしい香りが漂っています。
他には「美生柑(みしょうかん)ジュース」「津軽りんごジュース」「伊予コーラ」など、こだわりを感じるドリンクメニューもあります。
もちろん、定番のカレーやオムライスなどのカフェランチもおいしいですよ。もう一つのうれしいポイントが、2Fにある「カフェレンタルスペース」です。
ワークショップ・各種お教室・演奏会・上映会・セミナー・ママ会など、様々な用途で利用されています。
赤ちゃんからご高齢の方までが集う、素敵カフェといえます。私自身、カフェでの催し物のポスターなどは、毎度かかさずチェックしています。
ちなみに、電源・Wi-Fi完備で、大型TVも設置されていて、吠えたり暴れなければ「ペットも可」とのことです。
特別な日には、お会計の際にリボンのついた5円玉を手渡してくれます。
店舗名 | yurucafe(ユルカフェ) |
住所 | 〒171-0032 東京都豊島区雑司が谷3-10-6 |
アクセス | 東京メトロ 副都心線「雑司が谷駅」下車 1番出口より徒歩5分 東京さくらトラム(都電荒川線)「鬼子母神前駅」下車徒歩5分 JR池袋駅東口より徒歩約10分 |
営業時間 | 11:30~22:00(水11:30~16:00) |
定休日 | 金・土曜日 ※その他、お休みとなる日はinstagramに掲載あり |
電話番号 | 03ー6907ー0229 |
@zoshigaya_yurucafe | |
マップ |
優しさが感じられて、閑静な山手線内の街「雑司が谷」
今回は「雑司が谷」の街をご紹介しました。
雑司が谷鬼子母神「御会式」と雑司が谷大鳥神社「酉の市」は一見の価値がある行事といえます。
また、カフェの街としても注目されはじめている「雑司が谷」である為「Chachat (シャシャ)」「ハチクマカフェ(※現在移転作業のため閉店中)」「ソレカラ」「ユルカフェ (yurucafe)」にもぜひ足を運んでみてくださいね。
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