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「よつばカフェ」懐かしい友達の家に来たみたい!レトロな街の古民家カフェ【奈良県・ならまち】

「よつばカフェ」懐かしい友達の家に来たみたい!レトロな街の古民家カフェ【奈良県・ならまち】

ならまちと言う、古い民家が残るレトロ感と現代風の建物が入り混じった独特の風景を持つ町並みの中に、トトロが葉っぱの傘を着て待ってそうなバス停が見えます。


ならまちのバス停前の「軒先市場」

このバス停前には、「軒先市場」という無人販売の野菜と、どこか懐かしい雰囲気のするカフェがあります。

ここは『よつばカフェ』という、雑貨、お野菜なども販売しているカフェです。

私は実はここに来るのは4回目。いつきてもゆっくり&ほっこりできるよつばカフェの雰囲気が大好きで、ならまちに遊びに来るたび立ち寄るリピーターになってしまいました。

今回はそんなよつばカフェの魅力をお届けしたいと思います!

よつばカフェさん、おじゃましま~す!

手作りのかわいいのれんをくぐると、右側にお庭スペースがあり、正面に玄関があります。

よつばカフェには、靴を脱いで入ります。小学生の時、お友達の家に遊びに来た時を思い出します


よつばカフェの店内

カフェスペースは1階と2階にあり、1階は椅子に座るスペースとたくさんの雑貨が並べてあるスペースがあります。テーブルやイス、雑貨スペースにあるステレオに70年代風の雰囲気が感じられます。


よつばカフェの店内(2階スペース)
よつばカフェの店内(2階スペース)

そして2階はお座敷のスペースです。足を伸ばしてゆっくりくつろげます。

本棚にはいろんなジャンルの本が置かれていました。


よつばカフェの店内(本棚)

そういえば私が昔通っていた(80年代初めごろ)公文のお教室が確かこんな雰囲気でした。窓の形と風景はなんだか朝ドラに出てきそうです。


よつばカフェの店内(1階スペース)

私は今回、オーナーの松本さんにお話を伺いたかったので1階スペースの席に座らせていただきました。

リピしたくなるキャラメルみかんパフェ

振り返ってみれば私は、よつばカフェを訪れる度に毎回注文しているかもしれないメニューがあります。

そして、今回も例にもれず同じメニューを注文しました。

それは「キャラメルみかんパフェ」です。


よつばカフェのキャラメルみかんパフェ

パフェの中身は自家製アイスにみかん、ケーキの生地

それらの上にキャラメルソースがかかっている少し小ぶりのパフェです。

松本さんのお話によると、このキャラメルみかんパフェは創業当時から変わらず、ずっとあるメニューだそうです。

パフェの中の自家製アイスに惚れました

私がいつもこのメニューを注文するのは、キャラメル味も柑橘系のフルーツも大好き、と言うことももちろんありますが、パフェに使用されている自家製アイスの絶妙なシャリ感が大好きなのがその理由です。

その製法をさりげなく松本さんに聞いてみました。よつばカフェのメニューに登場するアイスは電動のアイスクリームメーカーではなく、アイスの容器を冷やして作ると言う、昔ながらの製法で作られているそうです。だからこの絶妙なシャリ感が生まれるんですね!

たしかにアイスクリームと言うよりは、大正時代などのアイスクリンの食感、こんな感じなのかなぁと想像してしまいたくなるようなシャリッと感です。

私もなんとなくは、実は電動ではなく手動の手作りなのではないかと想像していましたがやはりそうでした。(ただしさすがに混ぜるところから手動では毎日大変なので、そこは電動ミキサーを使われているそうです)

このキャラメルみかんパフェ、550円なのですが、小ぶりながらも自家製アイスのぎっしり感を考えると私はリーズナブルだなぁと思いました。

スフレチーズケーキとコーヒーのセット

そして、いつも同じメニューを頼んでいるので今回は今まで頼んだことないメニューを+αで注文してみました。

それがこの「スフレチーズケーキ」です。コーヒーをつけてドリンクセットにしてもらいました。よーく見ると少し水玉模様が入ってます。


よつばカフェのスフレチーズケーキ

そしてここでもシャリ感のあるアイスが登場。

再びこのシャリ感が味わえると思うとうれしい。

スフレチーズケーキは1切れ口に入れると、舌の上でじゅわっと溶ける食感。初めて食べましたが、こちらもはまりそうです。

コーヒーを注文すると「よつば」をかたどった、抹茶味のクッキーがついてきます。かわいい!


よつばカフェの抹茶味のクッキー

ケーキとコーヒーや紅茶などのドリンクを一緒に注文した場合、ケーキのお値段が少し安くなります。スフレチーズケーキの場合は単品だと480円ですが、セットにすると430円(ケーキ代)+ドリンク代となり、お得です。

よつばカフェには他に、「フルーツバスケットシフォンサンド」や、自家製のしそジュースを使った「赤しそクリームソーダ」、軽食では「目玉焼きとさつまいものサンドイッチ」、猫のお顔の「ハーフピザ」、トマトたっぷりの「バターチキンカレー」などがあります。

今回はランチタイムを過ぎてから訪れたためランチメニューは頼んでないのですが、よつばカフェで食べられるメニューはInstagramにアップされているので、よかったら確認してください。
https://www.instagram.com/yotsubacafe_nara/

私が一度ランチタイムに注文してみたいのは、ネコのお顔のハーフピザです。今はまだ写真でしか見たことがないのですが、ユーモラスな猫の表情をしたピザで、一度じっくりリアルでお会いしたいと思っています。

よつばカフェのことをもっと知りたくて

そして今回は、オーナーの松本さんにカフェについてお話をお伺いさせていただきました。

よつばカフェは2020年で、創業20周年だそうです。

ということは私の大好きなキャラメルみかんパフェも20年以上も愛され続けてきたということですね。

よつばカフェ誕生のきっかけ

お店を始められたきっかけは、よつばカフェの建物に惚れてしまった松本さんが、もともとカレー屋さんを営んでいた当時のオーナーさんより引き継いだ形で始められたとのことです。

当初はカフェをやるつもりではなかったそうですが、「ならまちの散策に訪れた人たちの休憩スペースになればいいな。だったら雑貨もあるカフェにしようかな」と思い、よつばカフェを始められたとのことです。

20年お店を続けていると、かつて学生さんだった人が社会人になり、ご結婚され、お子さんを連れてお店に来ていただいた…ということもあるそうで、感慨深い思いをされたとのことでした。

いつきても変わらないものがここにある

お話の過程で、松本さんがおっしゃられた、とても印象深いお話をぜひここに書かせてください。


よつばカフェの店内

「同じメニューを味わい、同じ過ごし方ができる場所がある、そんな安心感を大切にしていきたい。

新しいメニューに次々にチャレンジするのもアリなのですが、長く続いているメニューがあり、いつきてもそれが味わえる、お客さんにそう思っていただけるカフェでありたい

よつばカフェはそんな「変わらないもの」を大切にしつつ、ちょっとしたチャレンジを加えていきながら続けていきたいと思っています」とのことでした。

そういえば私は、いつもよつばカフェを訪れるとなんだかほっとしたようなほっこり感を感じていました。

松本さんのお人柄ももちろんあるのだと思いますが、松本さんの“変わらないものを大切にしたい”と言う思いがカフェに体現されていたからこその「ほっこり感」だったのかなあと今となっては思います。


よつばカフェの1階スペース

この写真は1階のカフェスペースの1角です。70年代を思わせるような雰囲気なのは左側にあるパジャマ入れの力かな。

ある年代以上の方には通じるかな?パジャマ入れ。70年代~80年代の女子部屋の必須アイテム。これをきっかけについ、松本さんと少女時代にハマった雑誌の話で盛り上がりました♪
(ちなみに、松本さんはこのパジャマ入れのキャラクターによく似たお方です)

最近は、軒先市場という、天理市にお住まいのお父様が作られた野菜をお店の軒先に並べて販売することを始められました。


1パック100円の無人販売で販売の軒先市場

1パック100円の無人販売で販売されるお野菜はその日によって変わります。

定休日でも軒先市場は行われていますので、ふらっと立ち寄って気に入ったお野菜があれば買って帰るのもいいのではないでしょうか。時期によってはお米が出ていることも。

運が良ければ、テイクアウトのシフォンケーキが販売されていることもありますよ。

またお米袋などの廃材を利用した雑貨作りなどの教室ができたらいいなと言うお話も出てきました。

変わらないものを大切にしながらの、+ αの新しい取り組み、今後も楽しみにしたいなと思います。

よつばカフェにはどうやって行くの?

よつばカフェに行くには、まずはならまちエリアの中にある十輪院と言うお寺を目指してください。


十輪院

十輪院の前の道を東に少し歩くと目印が見えます。


よつばカフェまでの道のり

南に降りると、右手に新鮮なお野菜と、手作りのかわいいのれん、レトロ感たっぷりのバス停が見られます。

ところで皆さん、奈良に訪れる予定はありませんか?

行ってみたいけど、なかなか腰が上がらなくて…な方もいるかもしれませんね。

奈良は鹿と大仏とお寺…なだけの街ではありません

今回紹介させていただいたよつばカフェがあるならまちエリアは、江戸時代から残る歴史的建造物がたくさん残されており、それらを活用したカフェや雑貨屋さん、ギャラリーがたくさんあります。

もし、奈良に訪れることがありましたら・・・ならまちを散策しながらノスタルジーな雰囲気を楽しんでいただいて、よつばカフェで子ども時代や少年少女時代を思い出しつつ、ほっこりしてください。

よつばカフェ店舗情報


店舗名よつばカフェ
住所〒630-8306 奈良県奈良市紀寺町954
営業時間月・火・金 11:00~17:00(L.O.16:00)
土・日・祝 11:00~18:00(L.O.17:00)
※コロナウイルスの状況により変更あり
定休日水・木曜日(軒先市場は営業)
電話0742-26-8834
※お電話番号はお間違えないようお願い致します。
WEBhttps://yotubanote.exblog.jp
twitter@yoshi_yotuba
instagram@yotsubacafe_nara
備考駐車場無し(近隣に有料パーキング有)
マップ

この記事を書いた人

にゃんこ
にゃんこライター
読書とマンガ、古民家、古い町並み散策が好きなアラフィフのWebライターです。
ステキな古民家カフェを日々探しています。
日々の気になることを書き留めたブログ「FruitsBasket」を運営中です。
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