隠岐島は島根県からフェリーで片道約2時間、そして出雲から飛行機でも行くことができる島根県の離島ですが、他にも鳥取県からフェリーに乗る方法などいくつかルートがあります。
そこで今回は前半で島根県をご紹介したことも含め、島根県からフェリーに乗る方法、そして自然豊かな隠岐島で楽しめるアクティビティやおすすめスポットなど隠岐島の魅力をご紹介したいと思います。
【隠岐島】1番人気のスポット「摩天崖(まてんがい)」
まず「隠岐島」と聞いて1つの島を想像する方も少なくないと思われますが、「隠岐島」は多数の無人島と4つの有人島で構成されている島になります。
その有人島の1つである「西ノ島」では隠岐島ならではのダイナミックな絶景が見られる人気のスポット「摩天崖(まてんがい)」があります。
こちらはパンフレットでもよく目にする風景なので「摩天崖」=「隠岐島」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
その高さは257m(ビルの高さ約60階)ほどあり、そこから見渡す景色は息を呑むほどの絶景で、辺りは牧草地帯となっているため牛や馬が放牧され、自由気ままに草を食む姿を見られるなど、のどかな風景も堪能することができるおすすめのスポットです。
「西ノ島」でのアクティビティ
1番の人気スポット「摩天崖(まてんがい)」がある「西ノ島」では、その大自然を活かしたアクティビティがたくさんあるのですが、今回は私自身が体験したアクティビティをご紹介したいと思います。
日本の遊歩100選に選ばれた「摩天崖(まてんがい)」のトレッキング
「西ノ島」では「摩天崖(まてんがい)」の他に、「通天橋(つうてんきょう)」や「国賀浜(くにがはま)」など見所がいくつかあるのですが、そこから「摩天崖」まで(もしくは「摩天崖」から)遊歩道があり、トレッキングを楽しめるようになっています。
その距離は約2.3kmで、徒歩だと往復で2時間ほどになります。
往復も歩くのがしんどいという方は定期観光バスがあるので、それに乗って「摩天崖ロータリー」で下車し、そこから「国賀浜」まで歩き、「国賀浜ロータリー」から定期観光バスか路線バスで帰る片道ルートもあります。
※路線バスは「摩天崖ロータリー」へは止まりません。
レンタカー使用の際は必然的に往復しなければならないのですが、途中にある「摩天崖展望所」で引き返しても雄大な風景を堪能できるので、自身のペースでトレッキングを楽しめると思います。
ちなみに私も時間の関係で途中で引き返したのですが、どの風景も素晴らしく写真を撮りながらだったためか、2時間ほど時間を費やしてしまいました。
そして歩いた季節は10月上旬だったのですが、途中で半袖になるほど汗をかいたので、夏場はかなり注意が必要かと思われます。
「西ノ島」でドローン体験
様々なアクティビティが楽しめる「西ノ島」では、その大自然を空から楽しめるドローン体験があります。
体験はショートコースとロングコースがあり、所要時間はショートコースが約3時間、ロングコースが約4時間となります。
私は時間の関係上ショートコースにしましたが、短い時間でも丁寧に指導して下さるので、未経験でも問題なく飛ばすことができました。
また、体験しているとプロのドローン撮影テクニックなどを教えていただけるので、よりこだわって撮りたい方はロングコースをおすすめします。
なによりも、隠岐島の壮大さが伝わる風景を撮影できるのはドローンならではの魅力ではないかと感じました。
「中ノ島(海士町)」”あまんぼう”で行く海中散歩
隠岐島の有人島の1つである「中ノ島(海士町)」では、”あまんぼう”と呼ばれる海中展望船に乗って日本海の海の中を楽しめるアクティビティがあります。
この”あまんぼう”はダイビングスポットとなるルートを運航するため、とても透明度が高く、そのエメラルドグリーン色をした海で泳ぐ魚やそこに生息する海藻を間近で見ることができる他、陽射しが入るとまるでカーテンレールのように光が揺れてとても幻想的な風景を見ることができます。
また海の中だけではなく、ガイドを聞きながら海上から見える風景も楽しめるので、子供から大人まで楽しめるおすすめのアクティビティだと感じました。
島根県から隠岐島への行き方
島根県から隠岐島へ行くにはフェリーに乗るか、出雲から飛行機を利用するかどちらかなのですが、飛行機だと発着場所が”島後(どうご)”と呼ばれる「隠岐の島町」(隠岐諸島でもっとも大きい島)のみになります。
もちろんそこからフェリーに乗って島間で移動はできるのですが、今回は前半で「美保関(みほのせき)町」をご紹介したこともあり、そこにある「七類港」からフェリーでの移動方法をご紹介したいと思います。
フェリー乗り場にある無料の駐車場がおすすめ
まず島根県の東端にある「美保関(みほのせき)町」へは車で行かれる方が多いと思います。
そして隠岐島での観光も車での移動がおすすめなのですが、フェリーに車を積み込むよりも、フェリー乗り場にある無料の駐車場にて車を止めて、島に着いてからレンタカーを借りる方がお得な場合もあります。
また、”島前(どうぜん)”と呼ばれる3つの有人島の島を移動する際にも車両積込不可の船もあるため、なるべく身軽である方がおすすめです。
「七類港」からはフェリーと高速船の2パターン
「七類港」⇔「隠岐島」へは、フェリーの他に”レインボージェット”と呼ばれる高速船があります。
それに乗るとフェリーだと約2時間に対し、高速船だと1時間ほどで着きます。
かなりの時間短縮にはなるのですが、高速船はフェリーに対し本数が少ないのと、季節によって運行時間も異なるので注意が必要です。
「おき得乗船券」で復路のフェリーがタダに!
2024年4月1日~2025年3月31日まで、期間限定で「おき得乗船券」という復路のフェリー2等運賃がタダになるというお得なチケットがあります。
しかしこちらを利用するにはいくつか条件があります。
・隠岐で1泊以上宿泊する
・隠岐で1つ以上の体験をする
その他、詳細や注意事項などはこちらからご覧いただけます↓
まとめ
今回は私が体験した隠岐島でのアクティビティやおすすめスポットをご紹介しましたが、ご紹介したのはほんの一部で、隠岐島にはまだまだたくさんのアクティビティがあります。
また、時間を設けられているアクティビティだとフェリーの時間も合わせて考えないといけないため、時間を持て余すことがないようにかなり綿密に計画を立てることをおすすめします。
しかし、そんな時間も忘れるほど隠岐島はとても美しく、ゆっくりと大自然を満喫できるのも魅力の一つなので、自身に合う楽しみ方を見つけて隠岐島を巡ってみてはいかがでしょうか。
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