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オレンジに魅せられてvol.7 – 第6〜11節 –

2024年第5節を終了した時点で清水エスパルスは4勝1敗で2位につけている清水エスパルス。

2023年の開幕から7戦勝ちなしを考えると良いスタートになっている状況です。しかし、1敗しているという事実もあり。しかもその1敗は個人的に完敗な試合内容でした。

今回はJ2リーグ第6節〜11節の試合結果などを紹介していきます。

果たして、勝ち星を重ね順位を上げることができたのか。

第6節 VS ブラウブリッツ秋田(2024年3月24日)

第3節の長崎戦の敗戦から2連勝中のエスパルス。第6節の相手は前シーズン1敗1分のブラウブリッツ秋田。

前節の千葉も前シーズンは1敗1分だったものの3-1と快勝しているため、今節もしっかりと勝ちたいところ。前シーズンは2戦とも主力の乾選手がいなかったため、そこがどういった影響を与えてくるか!と思っていたのですが、試合開始6分、まさかの乾選手が負傷交代。前シーズン苦戦した相手に開始早々のアクシデント。

不安が残るものの、起きてしまったことは仕方ない。という思いで見守る中、前半26分コーナーキックからの流れでカルリーニョス選手が上げたゴールに向かうボールがバーに当たり跳ね返ったところ、キャプテン北川選手のボレー!そのシュートがゴールネットを揺らしエスパルスが先制!

前半終了間際、秋田の小松選手の見事なトラップからのシュートなどがあったものの1-0のまま前半を終え後半へ。後半の立ち上がりにもクリアが味方に当たったところを小松選手に拾われシュートを打たれるがエスパルスのGK権田選手のナイスセーブもあり秋田に点を与えない展開。

追加点が欲しいエスパルスもカルリーニョス選手がミドルシュートを放つが枠を捉えられず、、、そして途中交代で入った西原選手のドリブルで切り込みシュートを放つが秋田DFに阻まれるなど追加点を奪えない展開。

試合終盤、秋田ベンチから最後はパワープレイでいく!の意志表示であろう「パワー」と書かれたボードが掲げられるが最後までゴールを割らせることなく試合終了のホイッスル。長崎戦の敗戦から見事3連勝を飾りました。

しかし、気になるのが前半早々に交代した乾選手の怪我の具合。ここで長期離脱となると厳しいところ。交代後はベンチいる姿が映っていたので、軽傷であることを願うのみ!

次節は優勝候補として名前の上がることもある、モンテディオ山形戦。勝って4連勝と更に勢いをつけたいところです。

第7節 VS モンテディオ山形(2024年3月30日)

前節までの勢いそのままに連勝を伸ばしたい清水エスパルス。第7節は優勝候補・J1昇格候補にも名前のあがるモンテディオ山形。昨年は1勝1敗の五分。昇格プレーオフでは押されながらも引き分けという結果で、気を抜けない相手です。モンテディオ山形は直近4試合勝ちがなく、一方エスパルスは3連勝中なんとしても勝ちたい試合。

エスパルスは前節開始早々に負傷交代した乾選手、そしてここまでキャプテンとしてチームを引っ張ってきている北川選手、前節のゴールにキッカケとなったカルリーニョス選手が欠場。変わって今シーズン新加入の郡司選手がプロ初スタメン。攻撃の要3選手がいない状態の中、どんな戦いを見せるのかといったところ。

試合は前半から山形ペース。前半4分、山形の選手のミドルシュートはポストに助けられるなど試合開始から山形にゴールを脅かされます。エスパルスはいつもの前線3選手がいない影響か中々良い形が作れないといった展開。その後も押し込まれる展開が続きそして、前半34分にミドルシュートを決められ先制を許してしまう展開に。前半ATに軍事選手がシュートを放つシーンなどがあるもののペースを掴むことなく前半終了。

後半に入り惜しいシーンはあるものの相手GKの好セーブなどもあり、ゴールを奪えず。しかしエスパルスもGK権田選手の好セーブなどで追加点を許さず試合が進んでいた後半43分、守備のほころび(のように見えました)から痛い追加点を許してしまい、0-2。そのまま試合終了のホイッスル。

良いところが全くなかった訳ではなかったものの、ゴールが見える攻めができたかというと素直に評価できず。誰が出ても強いチーム!とは言えない試合展開だったかなと。郡司選手は初のスタメン、そして初出場となったのですが、今回のスタメンの中でのデビューは難しいものがあったかなと。ただ監督がこのスタメンが今のベストメンバーと判断してのことだと思うので、次回出場の時はどんな状況でも結果を残して欲しいなと。ゴールに向かう姿勢がみれるシーンもあったので、今後期待していきたいです!

悔しい敗戦、今季2敗目となった試合ですが連敗してズルズルいかないように次節からまた気を引き締めた戦いを期待したいなと思う一戦でした。

第8節 VS 徳島ヴォルティス(2024年4月3日)

前節から中3日で迎えた徳島ヴォルティス戦。1勝1分け5敗で最下位の徳島ヴォルティスは前節終了後に吉田監督が解任されて新体制初戦。お互いの順位を考えるとここはなんとしても勝ちたい一戦。

この試合もエスパルスの先発に乾・北川・カルリーニョスの3選手の名前はなし。カルリーニョス選手はベンチには入ったものの乾・北川選手はベンチ外。前節、今季初の無得点に終わっているだけに早いうちに先制点がほしいところ。

試合は開始早々に動きを見せます。前半5分、CKからの流れで最後は今季加入のルーカスブラガ選手が押し込みエスパルスが先制。前線3選手の不在の不安を少し払拭する先制ゴール。

このまま勢いに乗って追加点!といきたいエスパルス。攻める展開が続くものの徳島ヴォルティスの体を張った守りもあり追加点を奪うことができない。前半終了間際には徳島ヴォルティスに攻め込まれる場面もあったがGK権田選手の好セーブもあり、1-0のまま前半終了。

後半に入ると徳島ヴォルティスがシュートまで持っていくシーンなどが生まれるがポストに助けられたりということもあり1-0のまま試合は進んでいく。追加点を奪うことができず。試合が進むにつれ、このまま1-0で終わってくれという気持ちが強くなる。しかし試合終了間際、ペナルティエリア内でファールを取られまさかのPK。

このPKを決められ1-1。試合はそのまま試合終了を迎え、あと数分のところで勝ち点3を逃す結果に。

前節の負けもあり今節は勝ちたい、そして勝てる試合だった、それが試合終了間際にスルリと逃げていった。一昨年、昨年に何度か見た光景。こういった試合を無くしてしっかりと勝ち点を重ねていけない。徳島ヴォルティスからしたら勝ち点0が勝ち点1になった形に近いがエスパルスからしたら逆。

次節の相手は富士山ダービーのヴァンフォーレ甲府。昇格候補に名前のあがることのあるチーム。気を引き締めて次の試合へ。

第9節 VS ヴァンフォーレ甲府(2024年4月7日)

試合終了間際にPKで同点に追いつかれ勝ち点3を逃した前節から中3日で迎える第9節。相手はヴァンフォーレ甲府。昨年1敗1分と勝てていない相手。

この試合からカルリーニョス選手がスタメンに復帰。そしてここ2試合ベンチ外だった乾選手、北川選手がベンチ入り。

勝ち点差2で5位のヴァンフォーレ甲府。この試合ヴァンフォーレ甲府が勝てば順位は逆転する。なんとしても勝ちたい一戦。

試合はエスパルスがペースを握るもフィニッシュまではいけず、一方ヴァンフォーレ甲府はペナルティエリア外からでも積極的にシュートを放ってくる展開。しかしお互いにゴールを決めることなく0-0で前半を終える。

後半に入り、エスパルスはCKからピンチな場面を迎えるが全員で守り先制点を与えない。しかし先制点も奪えず一進一退の攻防が続いていく。

そして後半16分に北川選手が、後半22分に乾選手が途中交代で出場。怪我の具合が気になるところだがこの時間帯からこの2選手が入るのは大きい。

そして後半45分、松崎選手のミドルシュートから得たCK。キッカーの山原選手のあげたボールをヴァンフォーレ甲府の選手が頭でクリア。そのクリアしたボールは乾選手の元へ。これをダイレクトでふわっとゴール前にあげたところに住吉 ジェラニレショーン選手が頭で合わせゴール!

今季からレンタルで加入した住吉選手の移籍後初ゴール!喜びを爆発させる住吉選手。その前の乾選手のふわっとしたパスも素晴らしかった。久しぶり、と言っても2試合ぶりだが、やはり乾選手はうまい。そこに甘えてしまうのは良くないが、存在感の大きさを実感。

そして初ゴールを決めた住吉選手の力強いヘディングも素晴らしかった。住吉選手はDFのため守りの選手。試合の流れの中で攻撃に絡むことがあるとしたらCKやFKなどのセットプレーの時が多く、これまでの試合でも惜しいシーンというのはいくつかあった。そしてそれがやっと初ゴールに繋がった。ゴール後の喜ぶ姿もあわせて今季のゴールシーンの中で特に印象に残るものとなった。

試合は1-0で終了。勝ちたい相手に勝ち、勝ち点3を積み重ねた。

そして、今節の他チームの試合結果により首位に。ここからもう落ちない。順位を落とさない、強さを見せて進んでいきたい。

第10節 VS いわきFC(2024年4月13日)

第10節 VS いわきFC(2024年4月13日)

前節、ヴァンフォーレ甲府との富士山ダービーを制し首位に立った清水エスパルス。第10節の相手はいわきFC。

3月の千葉戦以来の現地観戦。チケットは完売、満員御礼。

桜の咲く「ハワイアンズスタジアムいわき」暖かな春の日差しというよりも少し暑いよりな気温。今節の相手いわきFCは昨年は2勝0敗。2試合とも複数得点で快勝しているが、ここまでのいわきFCの試合を見ていると、昨年と同じような結果にはならない、むしろ苦しむのでは?というのが試合前の感想。

この日スタジアムについてフラフラしていると、いわきFCのサポーターの方から「今日はよろしくお願いします」「暑いので水分補給忘れずにね〜」といった声をかけられホッコリした気持ちに。しかも何名かにそういった声をかけてもらい、なんかいいなこの雰囲気。と。

エスパルスは乾選手・北川選手がスタメン復帰。

試合開始から7分、北川選手の見事なトラップからの抜け出しからのパスにルーカスブラガ選手があわせてエスパルスが先制!その2分後、またしても北川選手のパスに今度は乾選手が押し込み追加点!試合開始10分ほどで2-0とリードを奪う展開に。

しかし、前半22分に1点を返されて2-1で前半終了。

後半に入り追加点が欲しいエスパルス。後半23分、ルーカスブラガ選手のパスは山原選手のあわず、、、と思ったがゴールラインを割る前にボールを奪取!そこからのラストパスに最後あわせたのはキャプテン北川選手!

この試合1ゴール2アシスト!

このままの勢いで!といきたいところだったが後半35分に1点を返され、またも1点差に。その後もいわきFCの攻撃は続くが最後まで1点を守り抜き試合終了。3-2で勝利!

この試合のヒーローは勿論、1ゴール2アシストの北川選手。キレキレな印象を受け怪我の影響は大丈夫かなという感じ。むしろ欠場前よりも体のキレは良いのでは?と思える動きでした。そして、3点目のきっかけを作った山原選手。諦めないがゴールへと繋がったなと。

これで連勝。そして首位キープ。アウェイ2試合で勝ち点6を積み重ねて良い形でホームへ。


ハワイアンズスタジアムいわきのモニュメント

対戦相手ドーナッツ

試合終了後にサポーターに挨拶するエスパルスの選手
試合終了後にサポーターに挨拶するエスパルスの選手

第11節 VS ベガルタ仙台(2024年4月20日)

第11節 VS ベガルタ仙台(2024年4月20日)
メインスタンドから見たゴール裏

今シーズン4回目の現地観戦。前節に続く現地、2024年3月2日以来のIAIスタジアム。この日は初めてメインスタンドからの観戦。いつも観戦する際はゴール裏なので新鮮な風景でした。

第11節の相手はベガルタ仙台。前節、モンテディオ山形との「みちのくダービー」に完勝しています。順位は5位。上位チームとの対戦。連勝を途切らせずに首位をキープしたい。

清水エスパルスが乾選手がまたしても怪我の影響かベンチ外に。変わってスタメンに名を連ねたのは今季移籍で新加入の矢島 慎也選手。上位チームとの対戦で主力の乾選手が不在。しかしそれで勝てないとなると来季J1に戻っても苦戦を強いられるのでは?と思ってしまうので、誰が出ても勝てるチームというのを見せて欲しいところ。

試合開始からエスパルスペースで試合は進む展開。すると前半16分、DF高橋選手からのロングフィードをカルリーニョス選手が頭で落とし、そのボールはルーカスブラガ選手へ繋がります。相手DFをフェイントでかわしゴール!早い時間にエスパルスが先制!高橋選手のパス、カルリーニョス選手の頭での落とし、そしてルーカスブラガ選手のゴールまでの流れは見事でした。

その後、追加点すら奪えないものの試合はエスパルスペースで進み、1-0で折り返します。

後半開始早々の9分、DF吉田選手のパスに抜け出したのは北川選手。相手DFを冷静にかわして追加点となるゴール!先制のルーカスブラガ選手、追加点の北川選手ともに2試合連続となるゴール。しかも2ゴールとも、きっかけはDFの選手から。

しかし後半20分にベガルタ仙台に1点を返され2-1。試合の展開的には前節と同じ。しかし今節はしっかりとペースを握っている中での失点、パスカットされてからの失点というのもありちょっと勿体ないなと。良い形で2点取れていたのに・・・といった気持ちに。

1点差ではどうなるかわからない。そうなると追加点が欲しい。しかし1点を返された後はベガルタ仙台が攻めるシーンが増えていく展開に。ゴールこそ与えないものの流れを変えたい。

その後エスパルスは選手交代で、西原選手や松崎選手、ドウグラスタンキ選手などを追加点を取りにいくという意思表示のような交代をみせます。

そして迎えた後半38分。山原選手のセンタリングにドウグラスタンキ選手が頭であわせるもののボールはバーにあたり惜しくもゴールならず。しかし、ドラマはその後に待っていた。バーにあたりこぼれたボールをベガルタ仙台の選手がクリア。このクリアをエスパルスが拾い、ボールは再び山原選手の元へ。ここで今度はセンタリングではなくペナルティエリア内にいた西原選手へ。西原選手が相手選手をかわしシュート。ボールはゴール右隅へ・・・欲しかった追加点!沸きに沸くスタジアム。


初ゴールに喜びを見せる西原選手
初ゴールに喜びを見せる西原選手

このゴールは勝利へ近づく追加点であると同時に西原選手の初ゴール、そして清水エスパルスの最年少記録を更新するゴールだったから。西原選手は2種登録(ユースなど下部組織に所属しながらトップチームの試合に出場できる)選手で17歳の高校生。いうならばエスパルスの未来を担う可能性のある選手なわけです。

その選手の初ゴール。サポーターだけでなく、選手もみんな喜んでいました。


西原選手の初ゴールを祝う選手達
西原選手の初ゴールを祝う選手

その後、ベガルタ仙台に1点を返されるものの3-2で試合終了。

上位対決を制し3連勝!

クラブの歴史を塗りかえるゴールも生まれ、満足な現地観戦となりました。

次節も上位チームとの対戦。上位チームとの対戦ということは勝てばその分差をつけられる。

アウェイでの戦いとなりますが、今節の勝ちの勢い、連勝の勢い、すべてをぶつけ勝ちを!


第11節 VS ベガルタ仙台(2024年4月20日)
勝利後のゴール裏

第11節 VS ベガルタ仙台(2024年4月20日)
IAIスタジアムから見える富士山

第11節終了時点での順位は1位

第11節終了時点で、清水エスパルスの成績は8勝2敗1分。そして順位は1位!

最後の順位が大切というのはわかっているものの、勝ち点をしっかり積み上げて首位に立てているのは良いこと。

しかし2敗しているという事実もあり。全部勝つ!というのは簡単ではないですが、この調子で勝ち点を積み重ねていきたい。

まだシーズンの半分も終わっていない状態ではありますが、ここから出場時間の長い選手などには疲れも見えてくるかと思います。状態によってはスタメンが変わることもあるかと。しかしどの選手が出ても清水エスパルスの戦いをして強さを見せてください!

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